Vol. 4 キューバ人の50%はミュージシャン?

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キューバに来たら毎日夜は出歩く。夕食が済んだら「私は添乗員やめます。お友達としてお付き合いさせていただきます。一緒に行きたい方は9時半ロビー集合!」

キューバのお楽しみは夜10時に始まる。昼間は車の中で寝ていてもいいです。

でも昼食も夕食もちょっとコーヒータイムでもミュージシャンのライブがついてくる。うまい。日本に来たらどこで演奏しても2000円チャージを払う価値のあるグループがそのへんにごろごろしていて、レストランで歌いだす。うまい。

キューバではたいしたご馳走はありません。この音楽がおかずです。音楽を聞きながらお食事するとなんでもおいしく感じる。胃腸の働きがよくなる。ビールがおいしくなる。ナイフで肉を切りながらいつのまにか音楽にあわせて肩がゆらゆらしている。
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この音楽が免疫効果を高め、ガンを抑制し、新陳代謝をたかめ、血圧を下げる、きわめて健康によいものです。と私は思っている。だから日本で不機嫌な顔して生きている人やストレスのたまってるビジネスマン、更年期障害、ただのお年寄り、みんなキューバに連れてきたいのです。

音楽家達は必ず自作のCDを持っていて曲の合い間に売りに来る。喜んでつい買ってしまう。キューバでお金を使うとしたら、CD代とミュージシャンのチップと飲み代ぐらいだ。

このCDが曲者で日本にもって帰ったら3割ぐらいは録音不良だ。ま、いいか。キューバだから。今回はサンチャゴ・デ・クーバのラム酒工場で歌っていたおじいちゃんのグループが気に入った。でも買ってきたCDを家で聞いてみるとなんか違う。録音はちゃんとされているのだが、録音の仕方が悪いのか、生の演奏とだいぶ違う。ま、いいか。これを聞いていると生の演奏を思い出すから。

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今回のびっくり。サンチャゴ・デ・クーバのベラスケスの家(博物館)を見学していたら中庭で4人の女性が座っていた。

「何してるのー?」

「休憩してるの。」

「あなた達もミュージシャン?」

楽器もなにもないのにミュージシャンだという。歌だけだ、というので歌ってくれと頼んだが乗り気じゃないみたい。我々が取り囲んで「歌って、歌って」とせがんだら、アガペラをやりだした。

座ったままでちょっと鼻歌の乗りで歌いだしたのが、我々も一緒にリズムに乗ってきたのでだんだん歌も盛り上がってきた。すごーい。うまーい。

ここで15分彼女たちの歌を聞いて、CDを買って、一緒に写真を撮った。

キューバの日程表には一日の見学箇所を少ししか書かない。どこでいいミュージシャンに出会うかわからないので、ぎゅうぎゅう詰めのスケジュールには絶対にしないことにしてる。

たまたま街角やバーでキューバ人と話すと半分ぐらいの人は「ミュージシャンだ」と答える。人の演奏のそばでマラカスふって足踏みしてるだけでも立派なミュージシャンなのだ。

2006/01/01記

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