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	<title>としちゃんねる</title>
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		<title>Vol. 5 北スペイン巡礼＋αの旅</title>
		<link>http://www.toshichannel.com/travel/post_233.html</link>
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		<pubDate>Thu, 03 Dec 2009 07:01:13 +0000</pubDate>
		<dc:creator>としちゃん</dc:creator>
				<category><![CDATA[旅の話]]></category>
		<category><![CDATA[グッゲンハイム美術館]]></category>
		<category><![CDATA[サンチャゴ]]></category>
		<category><![CDATA[サン・イシドロ教会]]></category>
		<category><![CDATA[サン・ミゲル・デ・リリョ教会]]></category>
		<category><![CDATA[スペイン]]></category>
		<category><![CDATA[テイスティング]]></category>
		<category><![CDATA[ビルバオ]]></category>
		<category><![CDATA[ボタフメイロ]]></category>
		<category><![CDATA[ロマネスク]]></category>
		<category><![CDATA[ワイン]]></category>

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		<description><![CDATA[<img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/icons/story.gif" width="109" height="26" alt="" title="旅の話" /><br/> 
この国にいても神さんとか仏さんは参っておいたほうがいい。
ヨーロッパを旅行するとやたらとカテドラルとか教会とか礼拝堂を訪れる。観光客の我々もクリスチャンのような顔をして祭壇の前にたち、手を合わせる。ローソクまで買って [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/icons/story.gif" width="109" height="26" alt="" title="旅の話" /><br/><p><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/santiago.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-233" title="santiago"><img class="alignnone size-full wp-image-270" title="santiago" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/santiago.jpg" alt="santiago" width="423" height="318" /></a> </p>
<p>この国にいても神さんとか仏さんは参っておいたほうがいい。<br />
ヨーロッパを旅行するとやたらとカテドラルとか教会とか礼拝堂を訪れる。観光客の我々もクリスチャンのような顔をして祭壇の前にたち、手を合わせる。ローソクまで買ってしまう。イスラム教の国に行くとアラーにひれ伏す。アラーがどんな顔してるのかさっぱりわからないけど、預言者マホメットにも敬意を表しておいたほうが安全に旅行が続けられそうだ。</p>
<div style="clear: left;"><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/002.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-233" title="002"><img class="alignleft size-full wp-image-272" title="002" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/002.jpg" alt="002" width="199" height="161" /></a>今回はキリスト教の三大聖地サンチャゴ・デ・コンポステラを目指す旅である。三大聖地とはエルサレム、ローマ、そしてスペインの北西にあるサンチャゴ・デ・コンポステラである。 　<br />
エルサレムで殉教した大ヤコブ（スペイン語でサンチャゴ、フランス語ならサン・ジャック、英語ではセント・ジェームス）の遺骸が海を越えてガリシアのこの地に運ばれてきたのだという。</div>
<div style="clear: left;"><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/003.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-233" title="003"><img class="alignleft size-full wp-image-274" title="003" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/003.jpg" alt="003" width="200" height="154" /></a>道中たくさんの巡礼者に出会った。我々はバスで追い越して「ファイト、ファイト」と声をかけるだけだったが、フォンセバドンの村やモリナセカの町はちゃんと巡礼者と同じ道を歩いた。しかし巡礼ばかりしていられない。北スペインには海がある。山がある。おいしいワインの産地がある。教会だけを回っているわけにはいかん。巡礼＋αというコースを作ったが、αだらけの旅だったかもしれぬ</div>
<blockquote style="clear: left;">
<ol>
<li><a  href="#contentTitle_spanish05_1">ボタフメイロを見た</a></li>
<li><a  href="#contentTitle_spanish05_2">ロマネスクの小さな教会がステキ</a></li>
<li><a  href="#contentTitle_spanish05_3">スペインはワインだ！！</a></li>
<li><a  href="#contentTitle_spanish05_4">グッゲンハイム美術館（ビルバオ）</a></li>
</ol>
</blockquote>
<h3><a name="contentTitle_spanish05_1" id="contentTitle_spanish05_1">ボタフメイロを見た</a></h3>
<p>ついに我々はサンチャゴにたどり着いた。カテドラルでマリア様にお祈りをした。<br />
「今日はボタフメイロが見られるわ。ほら準備している。」とガイドが言った。<br />
「なに、なに、ボタナントカ・・・」<br />
私は英語ガイドの説明を日本語に通訳しなければならない。５０kgの銀の香炉をロープでぶら下げてカテドラルの翼廊いっぱいに振るのだという。<br />
「あ、それ、テレビで見たことがあるわ。」<br />
と誰かが言った。<br />
私は見たことがない。お客様たちは何でも知っている。<br />
午前の観光の後はフリータイム。夕食のメニューの打ち合わせをしてカテドラルに戻るとすごい大群が来ていた。<br />
煙でもうもうとしている。バルサンを炊いたみたいだ。</p>
<p><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/botafmeiro.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-233" title="botafmeiro"><img class="alignnone size-full wp-image-235" title="botafmeiro" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/botafmeiro.jpg" alt="botafmeiro" width="400" height="253" /></a></p>
<p>銀の香炉が私の目の前を通りすぎていった。<br />
なんだ、なんだ。ん？<br />
また銀の香炉が反対方向に飛んでいった。その度に広いカテドラルが煙でいっぱいになる。ほのかにいい香りがする。<br />
これがボタフメイロだ！<br />
私は人ごみを掻き分けて前に出た。<br />
6名の修道士たちがヨイトマケのごとくロープをひっぱる。巨大香炉はぶるるるる～んとカテドラル内をスゥイングする。<br />
これぞホーリースモーク（聖なる煙）だ。東京の浅草寺でも人は煙を浴びているがスケールが違う。<br />
カトリックのやることはすごい。<br />
大エンターティメントだ。この香煙を浴びたものはたちまちのうちにカトリックの信者になりたまふ。<br />
線香の煙を服や頭につけてお経を唱えている仏教徒は負ける。<br />
赤いマントの司教がぶつぶつお経を唱える。ありがたい。<br />
司教様が50kgの銀製香炉にぶら下がってスゥイングするともっとありがたいのだが。<br />
私もそのロープを一緒にひっぱりたい。<br />
ボタフメイロの儀式が終わってもまだ余韻を味わっていた。<br />
我々はみなお腹がすいていたが、すっかり俄か信者になってしまい、カテドラルの美術館も拝観した。<br />
翌日ドライバーにボタフメイロを見た話をすると「２００ユーロ払ったらいつでも見られる」というので、昨日のありがたみが薄れてしまった。<br />
しかもボタフメイロなるものの起こりはこうだ。長旅を終えた巡礼者たちがカテドラルに勢ぞろいするとあまりにも汗臭い。その臭さに耐えかねた司教と坊さん達が、カテドラル内を香りで満たすために始まったそうである。<br />
ますますありがたみが薄れた。やっぱり線香の香りで満足する仏教の勝ちである。</p>
<p><a  href="#pageTop">ページトップへ</a></p>
<h3><a name="contentTitle_spanish05_2" id="contentTitle_spanish05_2">ロマネスクの小さな教会がステキ</a></h3>
<p>教会に向かってステキとは何事ぞ。今分譲中のモデルハウスと同じように見るとはけしからん！と怒られそう怒られそうだ。<br />
ヨーロッパの数々の教会でキリストさんやその仲間達の像を見てきたが木造彫刻においては日本の仏像のほうがずっとレベルが高いと思う。だから海外の添乗を減らして、外国人に日本を紹介するガイド業をしている。<br />
東大寺の南大門。運慶、快慶の仁王像がある。<br />
「どうだ、まいったか。仁王さんの足を見よ。爪を見よ。血管を見よ。これほどの木彫がイタリアにあるか。」<br />
しかしロマネスクの美術となると別である。10～12世紀に流行した教会の建築、装飾、フレスコ画、石彫、どれも素朴であたたかく心がなごむ。<br />
特に教会のフレスコ画におもしろいものが発見できる。絵本に使えそうな可愛い聖人。目が大きくて親近感がわく。棟方志功の描く観音さんと合い通じるものがある。<br />
レオンのサン・イシドロ教会の壁画はロマネスクの傑作だと思った。アストゥリアス地方のオビエドとその郊外に６つのロマネスク教会があり世界遺産に登録された。8～10世紀に建てられた教会である。</p>
<p><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/church.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-233" title="church"><img class="alignnone size-full wp-image-236" title="church" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/church.jpg" alt="church" width="300" height="225" /></a></p>
<p>サン・ミゲル・デ・リリョ教会。駐車場にバスを止めて雨の中をせっせと坂を上っていくと草むらの中に小さな石の教会がぽつんと建っていた。　おかしい。9時半になってもドアが開かない。中に人がいる気配もない。しょうがない世界遺産だ。　傘をさして教会のまわりをうろうろする。周囲の緑がしっとり濡れて美しい。　通りすがりのおじいさんに声をかけた。</p>
<p>「ブエノスディアース！ア・ケ・オラ・エスタ・イグレシア・オブリール？」（何時に教会が開くの）単語並べのスペイン語でも通じたみたい。おじいさんがべらべらしゃべりだしたので、ガイドのマリアンを呼んだ。鍵をもった人が下のもう一軒の教会にいるらしい。マリアン、そいつを捕まえよう。鍵をもらって扉を開けた。1000年以上も前のフレスコがうすく残っていた。世界遺産だというのに誰も来ない。入場料を取る人もいない。石造りの飾り気のない教会。京都の大原三千院の庭にある可愛い石仏を持ってきて祭壇においても似合いそう。　1000年もの間一人でちゃんと草地に建っていた。</p>
<p>「私が行ってあげなくて誰が行くの。」</p>
<p>母性本能あるいは老婆心をくすぐるような、いとおしい教会だった。　サン・フリアン・デ・ロス・プラドス教会のフレスコ画はもっと鮮明に残っていた。</p>
<p>北スペインはロマネスクの宝庫だ。　最初に訪れたのはブルゴスの南東にあるサント・ドミンゴ・デ・シロス修道院。中庭の回廊の石彫がすばらしい。キリストにしても聖人にしてもみな愛嬌がある。<br />
「やや、こんちはー。」<br />
と思わず頭を撫でてあげたくなるのは私だけでしょうか。<br />
「そうです。あなただけです。触ったらいかん！」</p>
<p> <a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/monastery1.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-233" title="monastery1"><img class="alignnone size-full wp-image-237" title="monastery1" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/monastery1.jpg" alt="monastery1" width="300" height="292" /></a></p>
<p><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/monestery2.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-233" title="monestery2"><img class="alignnone size-full wp-image-238" title="monestery2" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/monestery2.jpg" alt="monestery2" width="300" height="226" /></a></p>
<p>ブルゴスからパンプローナへの街道沿いの小さな村や町にも教会がいくつもあった。ガイドブックにも紹介されない教会にもふと足を止めると「まぁ可愛いこと」と触りたくなる石の彫刻がたくさんあった。<br />
北スペインは何度でも訪れる人が多い。クリスチャンでなくてもこの地方の教会巡りは飽きることがない。</p>
<p><a  href="#pageTop">ページトップへ</a></p>
<h3><a name="contentTitle_spanish05_3" id="contentTitle_spanish05_3">スペインはワインだ！！</a></h3>
<p>ハバナからバスで3時間のビニャーレスという風光明媚な田舎で2泊する予定だったが、雨ばかりで乗馬もできなかった。それでタクシーをチャーターしてハバナへ戻ってきた。</p>
<p>　ブルゴスから１時間ほど東に走るとサント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサダという小さな町がある。パラドールに一泊してパンプローナに向かう。　<br />
ぶどう畑、ぶどう畑、ぶどう畑の中を走る。　ぶどう畑の農道を巡礼者たちは杖をもって西に向かう。我々はバスに乗って東に向かう。このあたり一帯はリオハ地方。スペインの有名なワインの産地だ。我々はその隣のナバラ地方のぶどう畑を訪れた。門をくぐってからバスで10分走るとやっとワインセラーの建物が見つかった。　<br />
フランシスコ・ザビエルもここに滞在してワイン作りをしたという農園サリアである。ワインセラーでワインの試飲をしながらついでにおつまみを食べて昼食にしようという計画である。　<br />
係りの女性が出てきてまず畑、そしてワインの樽に案内してくれる。</p>
<p><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/tasting.gif" class="thickbox no_icon" rel="gallery-233" title="tasting"><img class="alignnone size-full wp-image-239" title="tasting" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/tasting.gif" alt="tasting" width="400" height="175" /></a></p>
<p>ワインの作り方はどこの国でも同じだ。うんうん、わかった、わかった。次行こ。うん、うん、なるほど。次はテイスティング？お腹がぺこぺこの面々の目つきがするどくなってくる。やっとテーブルに案内してくれた。ワインの試飲というのは通常ワイングラスにちょいと注いで香りを感じ、口に中にワインを転がして味わうものだ。どこの国でもワインのティスティングはそうしていた。　ここは違った。どんどんワインを持ってくる。いくらでも飲んで飲んで。タパス（おつまみ）も来る来る。うれしい限りである。こんな豪快なティスティングは幸せだ。タパスはおつまみ以上のものだった。全部おいしい。一流のコックさんが作ったようなタパスだ。そのワインセラーはつい最近５つ星のレストランも始めたそうだ。それでタパスも5ツ星のシェフが作ったものだ。こりゃ、おいしいわな。ワインがすぐ空になる。次から次へと違う銘柄を出してもらう。一番高いワインだけは栓を抜いてくれなかったので自分で一本買った。５３ユーロ。　これはいつ開けるのかと毎日ドライバーに尋ねられた。最後の晩餐まで大切に保管しておいた。ツアー最後の夕食。サンチャゴのレストランはワインの持ち込みを許してくれたどころか、ワインを開けてしばらくおいてくれた。ご主人が「もうついでもいい」とお許しが出るまでは店のサービスのワインでがまんした。そしてみんなについでくれた。７５０CCを14人で分けて飲むと一人あたりグラスの半分しかない。おいしかった。ほんとにおいしかった。セニョリオ・デ・サリア　レセルバスペシャル2001（ぶどうはテンプラニーリョ、河ベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー）サリアのワインセラーの訪問を手配してくださった関さんに感謝します。<br />
＊ 関氏はスペインのワインを輸入していますのでサリアのワインを日本でも買えます。 <a  href="http://www.nisseishouji.co.jp/" target="_blank">http://www.nisseishouji.co.jp/</a></p>
<p><a  href="#pageTop">ページトップへ</a></p>
<h3><a name="contentTitle_spanish05_4" id="contentTitle_spanish05_4">グッゲンハイム美術館（ビルバオ）</a></h3>
<p><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/museum1.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-233" title="museum1"><img class="alignnone size-full wp-image-241" title="museum1" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/museum1.jpg" alt="museum1" width="400" height="300" /></a></p>
<p>10年前に北スペインのツアーをした時はビルバオなんて工業都市は高速道路を走りながら遠くに見て通り過ぎた。今ビルバオは世界の美術ファンの注目を集めている。<br />
1997年にグッゲンハイム美術館がオープンしたのだ。グッゲンハイム美術館はニューヨークとベネチアにある。ビスカヤ県とビルバオ市は地域活性のためにグッゲンハイム財団に130億円払って美術館の設立にこぎつけたらしい。<br />
バスを降りたとたんにモダンな建物が目に飛び込んでくる。トロント出身の建築家フランク・O・ゲイリーの設計だ。ピカソのアコーディオン奏者からヒントを得たというチタン仕上げの建物。</p>
<p><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/museum-dog.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-233" title="museum dog"><img class="alignnone size-full wp-image-243" title="museum dog" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/museum-dog.jpg" alt="museum dog" width="300" height="225" /></a></p>
<p>玄関の前に１０ｍの巨大犬が番をする。菊人形ではなく花で飾られた犬である。<br />
『ロシア！』展をやっていた。この美術館の誇る常設のモダンアートも大急ぎで見た。くねくねの壁の中を歩き、何これ！？わけのわからんアートばかりだがみんな楽しくなる作品だ。<br />
思わず「あーほーちゃう？」を笑ってしまうのが現代アートだ。川沿いのテラスには六本木ヒルズと同じ巨大クモがいる。クモの股の下で写真を撮っていたらもくもくと霧がたちこめてきた。札幌出身の中谷芙ニ子（ナカヤフジコ）の霧の彫刻だ。</p>
<p>この美術館のレストランは超人気だ。ここで昼食をするのが私の目的だった。予約はちゃんと取れた。カフェテリアの入口には行列ができている。気軽な食事もできるが我々は４コースのメニューだ。ワインもしっかり飲む。これだけ混んでいるのにサービスはちゃんとしている。食事はもちろんおいしかった。<br />
えんどう豆のスープ（のようなもの）<br />
子牛のエスカロープ又はベルデル（魚）のグリル<br />
デザート（難しい名前なので訳せない）<br />
コーヒー<br />
メニューを日本語に訳すとこんなに簡単になってしまうが、スペイン語では難しそうな高そうな名前がついていた。</p>
<p>ヨーロッパに来るとレストランのサービスのよさに感心してしまう。ウエイターやウエイトレスは食事を楽しんでもらうためのプロフェッショナルだ。お皿の運び屋とはちがう。忙しくあたふたとサービスしながら、にこっと微笑んでくれる。マクドナルドのようなマニュアルどおりの笑顔ではない。</p>
<p>外国のウエイターはほんとにだめや！とおっしゃるお客様がいるがお釣りのまちがいのことだろう。</p>
<p>日本の高級なレストランや料理屋に行ってもメニューや素材をちゃんと答えられる人は少ない。食事を楽しませるプロはほんとに少ない。</p>
<p>北スペインのツアーはどこの旅行会社でもやっているのにどうしてグッゲンハイム美術館を入れないのでしょうか。</p>
<p><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/horse.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-233" title="horse"><img class="size-full wp-image-244" title="horse" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/horse.jpg" alt="horse" width="200" height="150" /></a>&nbsp;<a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/estella-monastery.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-233" title="estella-monastery"><img class="size-full wp-image-245" title="estella-monastery" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/estella-monastery.jpg" alt="estella-monastery" width="200" height="150" /></a>&nbsp;<a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/estella-town.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-233" title="estella town"><img class="size-full wp-image-246" title="estella town" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/estella-town.jpg" alt="estella town" width="200" height="150" /></a>&nbsp;<a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/estella-bridge1.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-233" title="estella bridge"><img class="size-full wp-image-248" title="estella bridge" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/estella-bridge1.jpg" alt="estella bridge" width="200" height="150" /></a>&nbsp;<a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/enol-lake.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-233" title="enol-lake"><img class="size-full wp-image-249" title="enol-lake" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/enol-lake.jpg" alt="enol-lake" width="200" height="150" /></a></p>
<p>2006/06/01記</p>
]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>Vol. 4 キューバ人の５０％はミュージシャン？</title>
		<link>http://www.toshichannel.com/travel/post_189.html</link>
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		<pubDate>Thu, 03 Dec 2009 05:45:15 +0000</pubDate>
		<dc:creator>としちゃん</dc:creator>
				<category><![CDATA[旅の話]]></category>
		<category><![CDATA[キューバ]]></category>
		<category><![CDATA[サンチャゴ・デ・クーバ]]></category>
		<category><![CDATA[ミュージシャン]]></category>
		<category><![CDATA[ライブ]]></category>

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		<description><![CDATA[<img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/icons/story.gif" width="109" height="26" alt="" title="旅の話" /><br/>たまたま街角やバーでキューバ人と話すと半分ぐらいの人は「ミュージシャンだ」と答える。人の演奏のそばでマラカスふって足踏みしてるだけでも立派なミュージシャンなのだ。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/icons/story.gif" width="109" height="26" alt="" title="旅の話" /><br/><p><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/cuba0011.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-189" title="cuba001"><img class="alignnone size-full wp-image-193" title="cuba001" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/cuba0011.jpg" alt="cuba001" width="423" height="214" /></a></p>
<p>キューバに来たら毎日夜は出歩く。夕食が済んだら「私は添乗員やめます。お友達としてお付き合いさせていただきます。一緒に行きたい方は9時半ロビー集合！」</p>
<p>キューバのお楽しみは夜10時に始まる。昼間は車の中で寝ていてもいいです。</p>
<p>でも昼食も夕食もちょっとコーヒータイムでもミュージシャンのライブがついてくる。うまい。日本に来たらどこで演奏しても2000円チャージを払う価値のあるグループがそのへんにごろごろしていて、レストランで歌いだす。うまい。</p>
<p>キューバではたいしたご馳走はありません。この音楽がおかずです。音楽を聞きながらお食事するとなんでもおいしく感じる。胃腸の働きがよくなる。ビールがおいしくなる。ナイフで肉を切りながらいつのまにか音楽にあわせて肩がゆらゆらしている。<br />
 <a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/cuba_i003.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-189" title="cuba_i003"><img class="alignnone size-full wp-image-196" title="cuba_i003" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/cuba_i003.jpg" alt="cuba_i003" width="300" height="181" /></a></p>
<p>この音楽が免疫効果を高め、ガンを抑制し、新陳代謝をたかめ、血圧を下げる、きわめて健康によいものです。と私は思っている。だから日本で不機嫌な顔して生きている人やストレスのたまってるビジネスマン、更年期障害、ただのお年寄り、みんなキューバに連れてきたいのです。</p>
<p>音楽家達は必ず自作のCDを持っていて曲の合い間に売りに来る。喜んでつい買ってしまう。キューバでお金を使うとしたら、CD代とミュージシャンのチップと飲み代ぐらいだ。</p>
<p>このCDが曲者で日本にもって帰ったら3割ぐらいは録音不良だ。ま、いいか。キューバだから。今回はサンチャゴ・デ・クーバのラム酒工場で歌っていたおじいちゃんのグループが気に入った。でも買ってきたCDを家で聞いてみるとなんか違う。録音はちゃんとされているのだが、録音の仕方が悪いのか、生の演奏とだいぶ違う。ま、いいか。これを聞いていると生の演奏を思い出すから。</p>
<p><a  href="#pageTop">ページトップへ</a></p>
<p> <a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/cuba_i002.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-189" title="cuba_i002"><img class="alignnone size-full wp-image-197" title="cuba_i002" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/cuba_i002.jpg" alt="cuba_i002" width="400" height="253" /></a></p>
<p>今回のびっくり。サンチャゴ・デ・クーバのベラスケスの家（博物館）を見学していたら中庭で4人の女性が座っていた。</p>
<p>「何してるのー？」</p>
<p>「休憩してるの。」</p>
<p>「あなた達もミュージシャン？」</p>
<p>楽器もなにもないのにミュージシャンだという。歌だけだ、というので歌ってくれと頼んだが乗り気じゃないみたい。我々が取り囲んで「歌って、歌って」とせがんだら、アガペラをやりだした。</p>
<p>座ったままでちょっと鼻歌の乗りで歌いだしたのが、我々も一緒にリズムに乗ってきたのでだんだん歌も盛り上がってきた。すごーい。うまーい。</p>
<p>ここで15分彼女たちの歌を聞いて、CDを買って、一緒に写真を撮った。</p>
<p>キューバの日程表には一日の見学箇所を少ししか書かない。どこでいいミュージシャンに出会うかわからないので、ぎゅうぎゅう詰めのスケジュールには絶対にしないことにしてる。</p>
<p>たまたま街角やバーでキューバ人と話すと半分ぐらいの人は「ミュージシャンだ」と答える。人の演奏のそばでマラカスふって足踏みしてるだけでも立派なミュージシャンなのだ。</p>
<p>2006/01/01記</p>
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		<title>Vol. 3 キューバのキュージツ</title>
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		<pubDate>Thu, 03 Dec 2009 03:32:57 +0000</pubDate>
		<dc:creator>としちゃん</dc:creator>
				<category><![CDATA[旅の話]]></category>
		<category><![CDATA[キューバ]]></category>
		<category><![CDATA[サルサ]]></category>
		<category><![CDATA[サンチャゴ・デ・クーバ]]></category>
		<category><![CDATA[ハバナ]]></category>
		<category><![CDATA[ブエナビスタ・ソシアル・クラブ]]></category>
		<category><![CDATA[休日]]></category>

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		<description><![CDATA[<img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/icons/story.gif" width="109" height="26" alt="" title="旅の話" /><br/>私が毎年キューバツアーを企画するようになったのは2001年の９・１１テロのせいだった。仕事がないから添乗員も休日にするしかしょうがない。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/icons/story.gif" width="109" height="26" alt="" title="旅の話" /><br/><blockquote>
<ol>
<li><a  href="#contentTitle_cuba03_1">「ブエナビスタ・ソーシャルクラブ」から旅が始まる</a></li>
<li><a  href="#contentTitle_cuba03_2">ハバナは50年代のアメ車の博物館だ</a></li>
<li><a  href="#contentTitle_cuba03_3">ハバナの民宿</a></li>
<li><a  href="#contentTitle_cuba03_4">ポトポ先生のサルサレッスン</a></li>
<li><a  href="#contentTitle_cuba03_5">サンチャゴ・デ・クーバの憂鬱</a></li>
<li><a  href="#contentTitle_cuba03_6">サンチャゴぶらぶら</a></li>
<li><a  href="#contentTitle_cuba03_7">キューバの豚はうまかった</a></li>
<li><a  href="#contentTitle_cuba03_8">キューバの一日は音楽で始まり,サルサで終わる</a></li>
</ol>
</blockquote>
<h3><a name="contentTitle_cuba03_1" id="contentTitle_cuba03_1">「ブエナビスタ･ソシアル･クラブ」から旅が始まる</a></h3>
<p><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/cuba_001.png" class="thickbox no_icon" rel="gallery-201" title="cuba_001"><img class="alignleft size-full wp-image-210" title="cuba_001" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/cuba_001.png" alt="cuba_001" width="210" height="105" /></a>私が毎年キューバツアーを企画するようになったのは2001年の９・１１テロのせいだった。仕事がないから添乗員も休日にするしかしょうがない。</p>
<p>まったく9月11日の同時多発テロのせいで添乗の仕事は次々とキャンセルになるし、ブッシュの報復攻撃が始まったら今度は日本に来るアメリカ人もキャンセルしたので通訳ガイドの仕事もなくなってしまった。</p>
<p>添乗員がじっと家にいると病気になる。電気やガスのメーターは上がるし、トイレットペーパーもどんどん減っていく。玄関のブザーが鳴り、返事をすれば宗教の人が立っておる。</p>
<p>「あなたは今幸せでいらっしゃいますか？」</p>
<p>うるさい。マクドナルドの店員のような明るい声が憎たらしい。家にじっとしているとロクなことない。</p>
<p>そうだ。今こそキューバへ行こう。昨年の春に映画「ブエナビスタ・ソシアル・クラブ」を見てからずっとキューバに行きたいと思っていた。私が「行きたい」と言うと「絶対に行く」のです。</p>
<p>私はキューバの田舎で馬に乗り、海辺でヘミングウェイの「老人と海」を読みながらのんびりするのです。</p>
<p>映画「ブエナビスタ・ソシアル・クラブ」を見ていただかないとキューバの話が進みません。アメリカの音楽家ライ･クーダーがハバナにやってきて昔活躍したミュージシャン達を集めてCDを製作した。その時のドキュメンタリー映画です。公園で鳩に餌をやって一日を過ごしていたよれよれの元ピアニスト、靴磨きをして暮らしていた元歌手、もう音楽はやらないんだと言っていたジイチャン達がだんだん元気になる。眼が輝いてくる。できあがったCDは世界的にヒットし、彼らはなんとニューヨークのカーネギーホールでコンサートを催し、大成功をおさめるのである。</p>
<p>キューバ共和国はカリブ海で最も大きな島で、本州の半分くらいの面積がある。カストロ政権の</p>
<p>社会主義国。マイアミから150kmも離れていないのに、アメリカと国交はないのでキューバへ入国するにはメキシコから入らなければならない。</p>
<p>　個人で旅行するのは添乗するよりも10倍ぐらいめんどうでたいへんです。社会主義の国でビザがいるらしい。いやツーリストカードはすぐ取れると聞く。「地球の歩き方」なぞ全然役立たず。英語のガイドブックを3冊読む。インターネットで検索するがたいした情報はない。レンタカーさえあればなんとかなるアメリカとは違う。</p>
<p>　ハバナだったら私も付き合うわと言うS子とメキシコを旅行するR美と3人で出発した。</p>
<p>10月23日成田発17:15のユナイテド航空でサンフランシスコへ飛び、乗り継ぐとその日の17:30にメキシコシティに着いた。ここまでは女3人の旅。メキシコシティで2泊してS子と私はキューバの首都ハバナへ向かった。</p>
<p>キューバのビザ（5000円）を日本で取得せずに、メキシコシティの空港で買ったツーリストカード（＄10）だけですんなり入国できた。</p>
<p><a  href="#pageTop">ページトップへ</a></p>
<h3><a name="contentTitle_cuba03_2" id="contentTitle_cuba03_2">ハバナは50年代のアメ車の博物館だ</a></h3>
<p>ハバナに着いたとたんにラテンの空気がむんむん、心はルンルン。タクシーでホテルまで走る。運転手がキューバ音楽のカセットをかける。太陽がぎらぎら暑いけど、車の窓からさわやかな風を感じる。</p>
<p>「わ、アメリカ車よ。50年代の車ですって。昔の映画を見てるみたいだわ。」</p>
<p>S子は日本でスペイン語の通訳をしていてスペインにはよく行くが中南米は初めてだ。タクシーの運転手とずっとしゃべっていた。そして大事な事もどうでもいい事もその都度私に通訳してくれた。</p>
<p>ほんとに、でっかいアメ車が走っている。化石のような車がまだ動いている。車の好きな人は飛び上って喜ぶよ。</p>
<p>オールドハバナ地区。スペイン植民地時代の華麗な装飾の建物が並ぶ。壁はぼろぼろに剥がれているけど、味のある建物。これが絵になる風景だ。そこにぼろぼろのフォードのクラッシックカーが通る。これはビデオに撮っておきたい風景だ。</p>
<p>玄関口に浅黒い皺くちゃのおばさんが座っている。ピンクのシャツに半ズボン。ピンクの口紅がかわいい。</p>
<p>「ブエナス・ディアース」</p>
<p>と挨拶すると「オラー」と返事をしてくれた。S子が道を尋ねると喜んで教えてくれる。いい顔。そこへ黒い南京豆のような顔のオジサンが帰ってくる。これもすごくいい顔だ。</p>
<p>15世紀末にスペインからコロンブスがやってきて、この地はスペインの支配下におかれてしまった。もともと住んでいたインディアン達はスペイン人達に殺されたり、あるいは伝染病で死んでしまったので、さとうきびを作るためにアフリカから黒人が奴隷として連れてこられた。だからキューバ人は黒人と白人の混血が多くて、肌は浅黒い。白人の顔をした人もいれば黒人の顔もいる。たまに中国系、フィリピンのような人もいる。ここは全く人種による差別のない国らしい。</p>
<p><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/cuba_002.png" class="thickbox no_icon" rel="gallery-201" title="cuba_002"><img class="alignleft size-full wp-image-212" title="cuba_002" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/cuba_002.png" alt="cuba_002" width="240" height="120" /></a>19世紀半ばにはキューバは世界一の砂糖生産国になった。その頃は豊かだったに違いない。コロニアル（植民地時代）スタイルの建物が今も残っている。ハバナの1泊目のフロリダホテルはコロニアルの素敵な建物だった。</p>
<p><a  href="#pageTop">ページトップへ</a></p>
<h3><a name="contentTitle_cuba03_3" id="contentTitle_cuba03_3">ハバナの民宿</a></h3>
<p>ハバナからバスで3時間のビニャーレスという風光明媚な田舎で2泊する予定だったが、雨ばかりで乗馬もできなかった。それでタクシーをチャーターしてハバナへ戻ってきた。</p>
<p>　私達は貧乏な旅行者なので民宿にお泊りすることにした。S子の友人が教えてくれた民宿はアパートの6階だった。</p>
<p>　キューバは1902年にスペインから独立したが、アメリカの軍政下におかれ、バティスタ政権は腐敗した。そこでカストロが革命を起こす。1959年のことだ。それ以来社会主義の国になりソ連の援助を受けていたが、ソ連の崩壊とともに援助はなくなり、国は外貨を稼ぐために観光に力を入れ始めた。一般の民家でも許可をとれば「民宿（カサ・パティクラール）」として外国人を泊めてもいいことになった。</p>
<p>　町の住居はすべてアパートメントで高層住宅になっている。マルガリータの家は６階建てのアパートの最上階でキッチンとダイニング、リビングルームのほかに4部屋あった。そのうち2部屋はシャワー・トイレ付で外国人旅行者に貸している。</p>
<p>　古そうなアパートだったが、中に入ったとたんにリッチな中産階級だとわかった。洗濯機、大きな冷蔵庫と冷凍庫、ラジカセとステレオのセット、食器棚やテーブルもちゃんとあった。私の部屋よりずっと立派だ。部屋代は一泊＄２０。</p>
<p>自由経済を一部導入することによって米ドルを持つ人とペソしか持てない人との間にどんどん貧富の格差が生まれつつある。キューバでは外国人は米ドルしか使えない。ホテルの支払いはもちろん、レストランもタクシーもドル払いである。</p>
<p>キューバ人1ドル＝26ペソで両替できるのに外国人は1ドル＝1ペソのレートで払わないといけない。だからキューバは旅行者にとって決して安い国ではない。ビールもコーヒーも1ドルだ。</p>
<p>キューバへ来るなら1ドル札をたくさん持ってきなさい。日本円はだめ。米ドルの現金です。</p>
<p><a  href="#pageTop">ページトップへ</a></p>
<h3><a name="contentTitle_cuba03_4" id="contentTitle_cuba03_4">ポトポ先生のサルサレッスン</a></h3>
<p>バスの中で知りあったスイス人の女の子がサルサの先生の電話番号を教えてくれた。S子が電話してサルサを教えてもらう約束をした。</p>
<p>ポトポ先生は黒人の若い男の子だった。彼のアパートは我々が泊まっている民宿よりもずっとビンボくさかった。粗大ゴミに落ちているようなソファ、タンスがないのか一家の服はベッドに山のように積んであった。ただＣＤのデッキがあるのに驚いた。ここではＣＤはまだ普及していなくて一枚＄１５もする。彼のCDは全部ダビングしたCD-Rだった。</p>
<p>生徒はS子と二人だけ。先生はポトポとその友達。個人レッスンである。</p>
<p>まずは簡単なステップから。マンボ、ラテラーノ、ディアゴナル・・・教えたステップの名前をちゃんと紙に書いてくれる。なるほど、なるほど。サルサの曲がかかるとちゃんと踊れるものだ。</p>
<p>ウノ、ドス、トレス、ウノ、ドス、トレス･･･と2時間ステップを踏んでると汗びっしょりになった。</p>
<p>８つばかりステップを覚えたので即ディスコへ行く。ハバナで有名なライブハウス、カサ・デ・ラ・ムシカは4時から8時まで＄２で入場できる。先生達はここの常連らしい。</p>
<p>入り口には若者達が大勢たむろしていて、中に入るとますます若い人がいっぱいで圧倒された。私達はどう見ても「オバサン」なのだ。若いもんが平日の昼間からディスコに来てなんというこっちゃと説教したくなる。</p>
<p>でも「オバサン達」を入れてくれるだけ感謝しなくっちゃ。我々は謙虚にならなくてはいけない。</p>
<p>1ドルのビールを買ってテーブルにつくとさっそく男が一緒に踊らないかと声をかけてくれる。ポトポ先生はいつの間にか群集の中に消えてしまった。</p>
<p>とりあえずサルサ、サルサ。バンドがめちゃくちゃうまい。夜10時からは入場料が＄10になり、もっとうまいグループが演奏するそうだ。</p>
<p>「ねぇ、さっき習ったステップ全然役にたたないじゃないの。」</p>
<p>「いいのよ。腰振ってりゃ。」</p>
<p>「ちょっと休憩」と言ってテーブルに戻ると男もついてくる。ビールを買ってきてくれるという。私は男の分も払う。</p>
<p>「ねぇ、私達オバサンなんだからさぁ、ビールぐらいごちそうしないと一緒に踊ってくれないのよねぇ。安いもんだけどさ。」</p>
<p>やっとポトポ先生をつかまえて踊ってもらう。わ、私ってじょうず！（後でじょうずなのは先生で私は決してうまくないのがよぉくわかったのだが。）ステップを踏んでるうちに太ももがむずむずしてきた。いけない。財布を紐で首から下げてパンツにはさんで固定させていたのだが、中からクレジットカードや名刺が落ちてきた。ふくらはぎを通ってパンツの裾からカードが１枚１枚出てくる。</p>
<p>「モメンティート（ちょっと待って）。」</p>
<p>カードをひろってお腹の財布に戻しているうちにポトポ先生は消えてしまった。そしてブロンドの白人と踊っていた。</p>
<p>「ねぇ、あの女も結構な年よ。外人のお客はみんなオバサンばかりじゃないの。でも彼女はうまいわねー。ビールを何本貢いだらあんなに上手になれるのかしら。」</p>
<p><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/cuba_003.png" class="thickbox no_icon" rel="gallery-201" title="cuba_003"><img class="alignnone size-full wp-image-225" title="cuba_003" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/cuba_003.png" alt="cuba_003" width="320" height="244" /></a></p>
<p><a  href="#pageTop">ページトップへ</a></p>
<h3><a name="contentTitle_cuba03_5" id="contentTitle_cuba03_5">サンチャゴ・デ・クーバの憂鬱</a></h3>
<p>ハバナからクバーナ航空で東へ1時間半、サンチャゴ･デ･クーバへ向かう。S子はメキシコシティへ戻ったのでここから一人旅だ。それなのに飛行機はいつまでたっても飛ぶ気配がなく、それどころか飛行機はいなかった。</p>
<p>8:15発の予定だったが14:00発に変更だという。「ちょっと、英語でちゃんと説明してよ。」と怒ったら、イタリア人の坊やが英語で通訳してくれて「みんなで食事しようよ」と誘ってくれた。他の誰も怒っていない。スペイン人やキューバ人の家族とイタリア坊やと一緒にハバナクラブ（キューバ名物のラム酒）8年ものを空けて騒いでいたら、そのうちに飛行機が飛んでちゃんとサンチャゴに着いた。</p>
<p>町の中心のセスペデス広場に面したホテル、カサ・グランダの206号室。目がさめると雨だった。10月はまだ雨期らしい。起きるのもめんどうだがおなかがすいた。昨夜の夕食はまずかった。</p>
<p>Lonely Planet（英語のガイドブック）にポークがおいしいと書いてあったレストランに出かけた。レストランというのが笑っちゃう。建物の2階に上がってドアを開けるとテーブルが４つあり、壁に赤いカーテンがつるしてあって学芸会の舞台みたいだ。隣の部屋はその家の居間でおとうさんがテレビを見ている。ふつうの家の一部をレストランとして使っているのだ。</p>
<p>おかみさんがメニューを聞きに来る。7ドルの定食が4種類しかない。ポークは品切れだからマトンを食べろといわれた。絶対マトンを食べないといかんようなけはいだ。よく煮込んであって柔らかかったがあまりにも煮込みすぎで味が濃すぎる。この肉は誰も注文してくれないので一週間ほど鍋に漬かっていたのかもしれない。</p>
<p>付け合せのサラダは厚さ1ｍｍのトマトときゅうりのスライスで朝から塩水に漬かっていたようなもの。パラパラの米。以上。ビールがとてもうまかった。（ビールだけはおかみさんが作ったものではなかった）私は「社会主義の国にいるんだ」と腹の底から実感した。それでもペレストロイカ以前のモスクワの食事よりもうんといい。</p>
<p>　だいたいこの町は暗くて気味悪い。ホテルからレストランまで徒歩2分の距離なのに、道で8人の男に声かけられた。「チーナ（中国人）？ハポネサ（日本人）？」何かくれとか、ネーちゃんお茶でも飲まへんけ、という類ではない。ただ挨拶しているだけかもしれないが、薄暗い街灯の下で黒い顔が突然声を出すからやっぱり気味悪い。</p>
<p>　でもホテルの向かいにある有名なライブハウス「カサ・デ・ラ・トローバ」で音楽を聞いていてすっかり気分がよくなった。海原お浜小浜のような女性二人のボーカルがうまかった。明日はコンパイ・セグンド（ブエナビスタ・ソシャルクラブでギターを弾いている95歳のジイサン）が出るからまた来てね、と店の男が言った。この店は世界的なアーティストがひょっこり現れて演奏することもあるらしい。</p>
<p><a  href="#pageTop">ページトップへ</a></p>
<h3><a name="contentTitle_cuba03_6" id="contentTitle_cuba03_6">サンチャゴぶらぶら</a></h3>
<p>ホテル・カサグランダの朝食も社会主義的でパンもコーヒーもまずい。まずいコーヒーで始まる一日なんてロクなことない。</p>
<p>雨が上がったので町に出る。とりあえず博物館でも行くか。広場の前できょろきょろしていると薄汚い小男が声をかけてきた。</p>
<p>「アーユージャパニーズ？　ホェア　ドゥーユーゴー？」</p>
<p>英語らしき言葉で話そうとする努力はかってあげるが、私がどこへ行こうと勝手でしょ。でもスペイン語でどう言うのかな。無視して歩いていると小男もせっせと歩いてくる。私が止まると彼も止まる。</p>
<p>子供の声がする。学校らしい。そっと中を覗いてみる。小男が入り口の人に何か話をして私に入れ入れと促す。教室でざわついていた子供達がさっと着席して私を見る。</p>
<p>「ブエナスディアース！ソイハポネサ。（おはよう、私は日本人です）」</p>
<p>私のスペイン語はこれだけ。あとは小男が片言の英語で通訳してくれた。生徒が25人いて、先生は40人。先生はこの学校以外にも出かけて授業するらしい。キューバの子供達はほとんど学校へ通っている。午前と午後の二部制だ。浮浪者のような子供は見かけない。</p>
<p>小男は自動車のメカニックをしているがその日は仕事がないという。名前をエンリケといった。ずっと私の2，3歩後を控えめについてくる。近くに日本人の夫婦が住んでいるから案内するという。こんな所に絶対日本人は住むはずがない。でもほんとうだとしたらちょっと会ってみたい。きっとキューバ音楽にはまったミュージシャンに違いない。</p>
<p>この町は坂が多くてサンフランシスコか神戸みたいだ。いい運動になる。建物は古びていてかつて繁栄した時代の装飾がそのまま残っている。</p>
<p><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/cuba_005.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-201" title="cuba_005"><img class="alignleft size-full wp-image-219" title="cuba_005" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/cuba_005.jpg" alt="cuba_005" width="280" height="157" /></a>犬がベランダの柵に手をかけて立っている。目が合うとウォンと鳴いて尻尾を振る。キューバ犬は愛想がいい。</p>
<p>エンリケが案内してくれた家の主は中国人だった。「先史時代の博物館がある」というのでずっとついて行ったら革命の英雄の博物館だった。いいかげんなガイドだが、ただ旧市内をぐるぐる歩き回るだけで十分おもしろい。</p>
<p>「わぁコーヒーの香がする。コーヒーが欲しい。」と言うとエンリケは人の家に入っていっておばさんから挽きたてのコーヒーの粉を新聞紙に包んでもらってきた。</p>
<p>サンチャゴ・デ・クーバはキューバ音楽の発祥地だ</p>
<p>午後2時からサルサのレッスンの予約がある。S子の通訳がなくてもちゃんと電話で予約できたのだ。私のスペイン語もすごく上達したものだ。しゃべったことは「サルサ、バイレン（踊る）、レッスン、ポルファボール、エスタタルデ（今日の午後）、ドスオラ（2時）、OK?」後は相手が何を言おうとこちらはわからない。相手がOKというまで、同じ言葉を言い続ける。たとえ相手が都合が悪いと言っても、こちらが5回もドスオラ（2時）と言い続けたら、そうなってしまう。エンリケに先生の家を探してもらった。彼はとてもいいガイドになってしまった。</p>
<p>サックスの音のする家をノックしたら坊主頭の男が出てきた。サルサの先生はラファエルという。ポトポ先生も坊主頭だった。サルサには坊主が似合うのかしら。彼は英語をほとんど話さなかったが、とても親切丁寧に教えてくれた。大学の芸術学部でダンスを教えている。家族全員ミュージシャンでピアノやサックスがおいてあった。そしてダンコという名の愛想のいい黒犬もいた。</p>
<p>ラファエル先生は大学の先生だけあって講釈が多い。片言の英語を混ぜて熱心に語った。</p>
<p>キューバ音楽はサンチャゴ・デ・クーバが発祥地だ。キューバ音楽といってもいろいろある。ブエナビスタ・ソシアル・クラブの音楽はソンと呼ばれる類で、グァラーチャ、ボレロ、とにかくいろいろある。（授業料を払っているんだから早く踊ろうよ。）サルサはソースという意味でマンボ、チャチャチャ、ルンバなどいろんな音楽をミックスしたものらしい。だからそれだけステップの種類もある。5日間レッスンを受けたら一通り踊れるようになる。（私はそんなに暇はないのっ。）</p>
<p>レッスンが終わるとまたエンリケが現れた。下町のマーケットならCDが5ドルで買えるというのでついていった。マーケットというのはうす暗い一軒の店のことで古着のような服とかゴムひもなぞを置いていた。そしてCDが5枚ほどショーケースに入れてあった。せっかくですが、どれも要らない。</p>
<p>ぶらぶら歩いているとラッパの音が聞こえてきた。この店はレストランなのか。観光客が入るような所ではなかったが、エンリケがいるとどこにでも入っていける。カンカン帽のじいちゃんが歌いだした。</p>
<p>すごい。これ。ブエナビスタ・ソシアル・クラブの再現みたい。じいちゃんの声がすごくいい。マイクなどない。マイクなど要らない。胸にじぃーんとくる声だ。ビール1杯注文して座り込んだ。ラッパのじいちゃんも掛け合いで歌いだす。ベニスのゴンドラ歌手とは違う、ポルトガルのファドとは違う。うまい！！</p>
<p>「イブラヒム・フェレールよりもずっと素敵だ」と言うと喜んで私のテーブルに座ってまた歌いだす。感動感動感動、もう夕食なんかいらない。</p>
<p><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/cuba_004.png" class="thickbox no_icon" rel="gallery-201" title="cuba_004"><img class="alignleft size-full wp-image-227" title="cuba_004" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/cuba_004.png" alt="cuba_004" width="320" height="186" /></a>このじいちゃん達の演奏と歌はフェスティバルホールで聞くもんじゃない。この汚いレストランがぴったりあっている。えらいことだ。カメラは持ってない。彼らはCDも売っていない。ああ、日本に帰ってこのじいちゃんの歌がいかに素晴らしいかみんなにどう説明したらいいの。</p>
<p>とにかくハバナから往復＄２００の飛行機代をかけてはるばるサンチャゴまで来た価値があった。うれしい。急におなかが減った。エンリケがおいしいレストランがあるという。この町においしいものなぞ絶対ない！でもすっかり気分がよくなり、エンリケにもごちそうしてあげることにした。</p>
<p><a  href="#">ページトップへ </a></p>
<h3><a name="contentTitle_cuba03_7" id="contentTitle_cuba03_7">キューバの豚はうまかった</a></h3>
<p>坂を上ったり下ったりしてついたレストランはまたまた民家の居間だった。今度はテーブルが１つしかない。まるまる太った特大豚のようなおかみさんが出てきたのでポークの定食を２つ注文した。そのダンナさんはカバのように肥えていた。</p>
<p>彼女の作ったポークステーキは非常にうまかった。キューバに来て初めて「おいしーい」と叫んだ。エンリケは日頃パンと豆しか食べていないらしく、肉を見ると少年のような顔をして食べた。この男いったい年はいくつなのか。やせ細っていていい食事をしていないことは確かだ。こんなにおいしそうに食べる人を見るのは久しぶりだ。彼は皿に５ｃｍの骨だけ残した。ライスもサラダもみんな食べてにっこり笑った。朝からおどおど私の後ろばかりついてきてたのに、彼はナプキンで口をぬぐうと「どうだい、ここはうまいだろう。」と偉そうに反り返った。</p>
<p>私は今日のお礼に5ドル渡し、洗濯したTシャツとタオルのハンカチと日本の石鹸をあげた。</p>
<p>翌朝はまた雨だった。またラファエル先生のところで1時間サルサレッスンをして、空港へ向かった。</p>
<p>昨日のエンリケが私のTシャツを着て、私のハンカチをもってホテルの前で雨に濡れながら立っていた。</p>
<p>「今度はもっとたくさん石鹸をもってくるわね。」</p>
<p>（キューバでは質のいい日本の石鹸が喜ばれた。）</p>
<p><a  href="#pageTop">ページトップへ</a></p>
<h3><a name="contentTitle_cuba03_8" id="contentTitle_cuba03_8">キューバの一日は音楽で始まり,サルサで終わる</a></h3>
<p>キューバのお楽しみは夜10時に始まる。滞在中に私の訪れたライブハウスはCasa de la Musica, Cafe´ Cantante,　Cafe´ Jazz, Casa de la Trova, Patio Los Dos Abuelos , その他無名の店いろいろ。どこへ行ってもいい音楽がある。もミュージシャンはうまい。それがビール一杯かあるいは＄５のチャージで聞けるのだからうれしい。毎日得した気分になる。そして音楽のあるところには踊っている人がいる。</p>
<p>ハバナに戻ると、またサルサ。ポトポ先生と1時間レッスン、その後タクシーをとばしてヤンニ（ハバナナイトのダンサー）の家でレッスン。彼のラジカセが壊れていたので練習にならならなかったが、キューバ人の家の中を覗いてきた。夜はリカルド君の演奏を聞きに行く。</p>
<p>私はゆっくり休日を過ごすためにキューバに来たのに何でこんなに慌しいの。民宿に泊まったのでホテル代が浮いたが、その分はすべてキューバ音楽とサルサに費やしてしまった。ここでしかできないことだから。</p>
<p>ドイツ人もイタリア人も踊っている。キューバ人の14歳の男の子は飲み物も注文しないで超高度なステップを踏みつづけている。</p>
<p>サルサ、サルサ。サルサを踊って騒いでいると食事することも忘れてしまう。イモと米と豆の生活でもいい。若者達が踊っている限り、痴漢も強姦もない。キューバで暴動は起こらないだろう。踊っていれば平和なのだ。</p>
<p>それでドルを稼ぐことができれば、それでいいのだ。こんな楽しい国はまた来なくてはいけない。</p>
<p>私が国連事務総長に就任したあかつきには、タリバーンと北部同盟の兵士達をキューバに招待しよう。</p>
<p>朝までサルサを踊らせたらもう戦う元気がなくなるから。踊っているほうがずっと楽しいんだから。</p>
<p>次回のアラファト委員長とシャロン首相の会談はハバナでやってもらう。会談の前にサルサの特訓をしてあげて3時間のダンスパーティーをやるの。</p>
<p>「パレスティナの土地の問題ね。うん、この辺に境界線をひいておこうじゃないか。それよりさっきのステップね、回転する時どうやって女をリードするんだったけ。ウノ、ドス、トレスだろ･･･」</p>
<p>ローマの皇帝が言ってたでしょ。市民を治めるために「パンとサーカスが必要」だって。パンばかり求めるから顔が変になるのよ。サーカス、音楽、ダンスを知らない人は食欲と性欲だけで終わってしまうのよ。</p>
<p>私はただの添乗員でないのだ。旅行をしながらいつも「世界平和」のことを考えているのだ。平和でないとこの「商売」が成り立たないのよね。</p>
<p>サルサのステップが上手になると「明日9時に〇〇で踊ろう。」とか「10時に××に行くけど一緒に行こう」とお誘いがある。キューバではもじもじしている美人よりも踊ってるブスの方がいい。お金のない若い娘よりもビールをおごってくれるオバサンの方がいい。</p>
<p>みんなに愛想よく「OK」と答えていたが、最後の晩は誰とどこで約束したのかわけがわからなくなってしまった。</p>
<p>それで一人寂しくジャズの店に入った。ヘミングウェイの好んだカクテル、モヒート（ラムとレモンジュース、ソーダにミントの葉を入れたカクテル）を飲みながら聞いたジャズがまたすごかった。</p>
<p>トランペット3人、キーボード、ドラム、ベースに加えてアフリカの太鼓や珍しい楽器が登場するアフリカ風味のジャズ。これがアフロジャズ。</p>
<p>ピカソのような坊主が歌いだす。</p>
<p>モヒートをもう一杯。私はもうニューオリンズなどに行きたくないわ。</p>
<p>12時過ぎに帰宅したが、ご近所ではサルサの音楽がまだ鳴っている。キューバでは毎晩深夜でもどこかの家からサルサが聞こえていた。民宿ではおばあさんが朝は7時にサルサの音楽で腰をふりながらコーヒーを入れてくれた。</p>
<p>キューバの海辺でのんびりカリブ海を眺めながら、「老人と海」を読むはずだった。30年前に買って紙が茶色になった英語のペーパーバック「Old Man and Sea」を毎日持ち歩いていた。まだ3ページしか読んでないのにキューバの旅は終わってしまった。</p>
<p>近所のおじさんのトラックで空港へ向かった。</p>
<p>「ねぇねぇタクシーなら＄１２だけど、＄１０で空港へ行ってくれる？」</p>
<p>最後は古いアメリカ車で空港へ行きたかったけど、おんぼろトラックでエンディングというのは、ああ･･･</p>
<p>キューバでは白タクは厳しく禁止されているので一般の方はご遠慮ください。</p>
<p>2006/01/01記</p>
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		<title>Vol. 2 私はインドでトラを見た！</title>
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		<pubDate>Wed, 02 Dec 2009 08:51:20 +0000</pubDate>
		<dc:creator>としちゃん</dc:creator>
				<category><![CDATA[旅の話]]></category>
		<category><![CDATA[インド]]></category>
		<category><![CDATA[サファリ]]></category>
		<category><![CDATA[タイガー・デン・リゾート]]></category>
		<category><![CDATA[トラ]]></category>
		<category><![CDATA[バンダウガル国立公園]]></category>
		<category><![CDATA[バードウォッチング]]></category>
		<category><![CDATA[ランタンボール国立公園]]></category>

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		<description><![CDATA[<img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/icons/story.gif" width="109" height="26" alt="" title="旅の話" /><br/>

ランタンボール国立公園でトラ探し
スイス人と一緒にサファリ
とにかくトラを見た
私はほんまにトラを見た！
またトラだ、鳥だ
バンダウガル国立公園について
バードウォッチング
タイガー・デン・リゾート


ランタンボー [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/icons/story.gif" width="109" height="26" alt="" title="旅の話" /><br/><blockquote>
<ol>
<li><a  title="ランタンボール国立公園でトラ探しのトピック" href="#tora01">ランタンボール国立公園でトラ探し</a></li>
<li><a  title="スイス人と一緒にサファリのトピック" href="#tora02">スイス人と一緒にサファリ</a></li>
<li><a  title="とにかくトラを見たのトピック" href="#tora03">とにかくトラを見た</a></li>
<li><a  title="私はほんまにトラを見た！のトピック" href="#tora04">私はほんまにトラを見た！</a></li>
<li><a  title="またトラだ、鳥だのトピック" href="#tora05">またトラだ、鳥だ</a></li>
<li><a  title="バンダウガル国立公園についてのトピック" href="#tora06">バンダウガル国立公園について</a></li>
<li><a  title="バードウォッチングのトピック" href="#tora07">バードウォッチング</a></li>
<li><a  title="タイガー・デン・リゾートのトピック" href="#tora08">タイガー・デン・リゾート</a></li>
</ol>
</blockquote>
<h3><a id="tora01" name="tora01">ランタンボール国立公園でトラ探し</a></h3>
<p>グァオ・・・</p>
<p>草むらから低い音が聞こえてきた。</p>
<p>「Is that a tiger?」</p>
<p>隣の白人に尋ねたらシーッと言われた。運転手はエンジンを止め、カンティーンというサファリ用トラックの客は全員総立ちになって草むらを見つめる。</p>
<p>グググガウウウ・・・</p>
<p>トラだ。数メートル先の木の下あたりか。</p>
<p>沈黙。息をしてもいけない。双眼鏡で草むらを追うが何も出てこない。でもいるのだ。絶対トラだ。</p>
<p>ずっと沈黙。</p>
<p>他のサファリカーも集まってきた。</p>
<p>誰かが一瞬はっと顔を上げた。</p>
<p>「Did you see him?」（トラを見た？）</p>
<p>私が声をあげるとまた周囲の軽蔑の視線を浴びた。黙っているのが退屈になってきた。でもトラはそこにいる。絶対そこにいるのだ。姿を見せぬ。ああ悔しい。ちょっとぐらい見せてくれたらいいのに。</p>
<p>ガイドが木の枝を指差す。ふくろうがいた。これはナントカオウルという珍しいフクロウなのだと講釈たれる。うるさい。フクロウなんて今どうだっていいのよ。ベンガルタイガーがどうしたら姿を現してくれるか教えてよ。</p>
<p>「ねえねえ、あなたガイドでしょ。50ドルあげるからさー、ちょっとその辺の草むらを叩いてきてくれない？」</p>
<p>彼はへへへと笑うだけで私のお願いを無視した。</p>
<p>まわりがだんだんざわついてきた。黙っているのがつらくなってきた。</p>
<p>インドのランタンボール国立公園。デリーから列車に乗れば5、6時間で近くの町サワイマドプールに行けるが、私はデリーから一人で運転手付き車をチャーターしてはるばるやってきたのだ。途中サリスカ国立公園で一泊し、トラを探したが見られなかった。（ここのトラは絶滅したと報告されました）</p>
<p>ランタンボールは面積1300?におよぶジャングルと岩山の野生動物保護区だ。ベンガルタイガーの生息することで世界的に有名な国立公園で、トラの写真家はほとんどここにやってくる。</p>
<p>プロジェクト・タイガーの事務所もある。公園内には２０人乗りのカンティーンというサファリ用トラックか、ジプシーと呼ばれる四輪駆動の車でないと入れない。</p>
<p style="text-align: left;">ジプシーは村の選挙に借り出されていたため私が予約したくても車の数が足らなかった。<br />
だから他の外国人（白人だけ）と一緒にカンティーンに乗ってトラ探しツアーに出かけた。</p>
<p style="text-align: center;"><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/tiger_001.png" class="thickbox no_icon" rel="gallery-123" title="tiger_001"><img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/tiger_001.png" alt="tiger_001" title="tiger_001" width="445" height="283" /></a></p>
<p>朝食前のサファリは７時から始まるが、明け方は寒い。宿から毛布を借りてきた。２,３年前にインド宮殿列車の旅の添乗でここに立ち寄ったことがあるが、寒くて寒くてトラどころではなかった。</p>
<p>だから今回はショールとカイロも持ってきてカメラも双眼鏡も準備万端なのだ。</p>
<p>でもトラはなかなか姿を見せない。</p>
<p>運転手がエンジンをかけた。</p>
<p>ここをずらかる気だな。</p>
<p>私の専用車ならもう１時間ほど様子をみましょうと言うのだが、他のお客がいるので勝手なことは言えない。</p>
<p>車はゆるゆると走り始めた。</p>
<p>公園内にはさまざまな鳥や鹿のたぐいがいる。きれいな鳥が出てくるたびに白人達は歓声をあげうる。</p>
<p>私はトラにしか興味がないのできれいなトリなぞちっともうれしくない。</p>
<h3><a id="tora02" name="tora02">スイス人と一緒にサファリ</a></h3>
<p>なんとかしてジープを確保したい。費用はグループで行くよりも３倍高くつくが構わない。近辺でもっとも高級なマハラジャのホテルのコンシェルジュにジープを工面してもらえないかとお願いしたら、今スイス人の夫婦が貸しきっているから彼らに半額払って同乗させてもらったらどうかと言う。</p>
<p>よし。さっそくそのスイス人の老夫妻ロスリーとフランツを紹介してもらい、ジープに乗せてもらえないかと頼んだら快く引き受けてくださった。彼らは昨日トラを見たと得意になって話した。</p>
<p>私も一泊このホテルに泊まろう。一人旅ではこんな贅沢なタージ系のホテルなど絶対泊まることはないが、ジープの都合上お付き合いで同じホテルに泊まることにした。私の運転手のアッターにはドライバー用の部屋を提供してもらった。</p>
<p>しばらくしてアッターが怒ってやってきた。</p>
<p>「ひどい、あんまりだ。ドライバーの部屋というのは鳥小屋以下だ。あんな所で寝られない。」</p>
<p>なるほど確かにひどい宿舎だ。薄暗くてシャワーもなにもない。ホームレスの家のほうがましだ。こんな贅沢なホテルに泊まるお客の運転手がこの小屋に宿泊していること、お客さん達はご存知だろうか。</p>
<p>「わかった。私がお金払うからあなたは昨日のロッジに泊まってくれる？明日の昼頃に迎えに来て。」</p>
<p>翌朝はスイス人夫婦とガイドとジープに乗って森に入った。</p>
<p>彼らはケニア、タンザニアはもちろん南米の熱帯雨林、アジアの国立公園などいろいろ各地を旅行しているそうだ。</p>
<p>どこがよかった？と聞けば二人声をそろえて「ナミビア」と答えた。</p>
<p>へー、ナミビア。私はまだ行ったことないけど南アフリカとどこが違うの？</p>
<p>あらゆる自然がある。砂漠が美しい。国が美しい。二人で目をらんらんと輝かせて話しだすので聞いてるだけで疲れてきた。とにかく今はトラだ。タイガーのことだけ考えよう。</p>
<p>でも二人は主張する。</p>
<p>「ナミビアには是非行くべきだ、Toshi。」</p>
<p>とにかく今はトラ探しなのだ。</p>
<p>車が止まった。ガイドが指さした方を見るときれいな鳥がいる。なんだ、鳥か。</p>
<p>「オー、ビューティフル！」</p>
<p>二人は双眼鏡を交代に使いながら鳥を眺める。カワセミだ。確かにきれいですよ、でも私はトラを見るためにあなた方に６５０ルピー（1６２５円）払ったのですよ。早く行こうよ、と言いたいが、私は居候の身分なのでがまんする。</p>
<p>車が動きだすとまたナミビアの話を私に聞かせる。とにかく今はトラなのだ。二人は昨日トラを見たので今日は余裕のサファリを楽しんでいる。そして私が彼らの話の聞き役だ。</p>
<p>そんなことをしているうちにサファリは終わった。トラを見つけられずにホテルに戻った。</p>
<p>「Toshi、来年はナミビアに行きなさいね。」</p>
<p>夫妻と別れて私はまたアッターの車で最初の安いロッジに戻った。昨日一緒にサファリに出たドイツ人達が騒いでいる。</p>
<p>「今日はサファリでトラを見たぞ、君はどうして来なかったの？」</p>
<p>くーやーしぃぃぃぃ。<a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/bird_003.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-123" title="bird_003"><img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/bird_003.jpg" alt="bird_003" title="bird_003" width="300" height="276" /></a></p>
<p>結局ランタンボールで３泊して私だけがトラを見ずに帰ることになった。</p>
<p>気分治しにバラットプールで一泊してケオラデオガーナ国立公園で鳥を山ほど眺めてデリーに戻った。</p>
<p>トラは見つからなかったけど、インドの鳥は色とりどりでほんとにきれいだ。ペットショップから逃げてきたのかと思うくらい珍しい美しいインコがその辺にいる。</p>
<h3><a id="tora03" name="tora03">とにかくトラを見た</a></h3>
<p>翌日の夕方の飛行機で日本に帰る。出発までたっぷり時間があるのでデリー動物園に出かけた。外国人とインド人とでは入場料が違う。</p>
<p>インド人の家族の後ろについて２ルピー（５円）出すとすんなりと入れた。</p>
<p>動物園でトラを探した。</p>
<p>家族連れのインド人に「tigerはどこ？」と聞きながらトラの宿舎にたどりついた。広い敷地にたった一頭しかいなかった。</p>
<p>動物園の従業員らしきおじいさんがよってきて「トラをもっと見たいか？」と尋ねてきた。</p>
<p>おじいさんは係員以外立ち入り禁止のドアの鍵をあけて中に入れてくれた。<a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/toratora03.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-123" title="toratora03"><img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/toratora03.jpg" alt="toratora03" title="toratora03" width="400" height="281" /></a></p>
<p>檻の中にトラがいた。1m前に本物のトラがいた。ベンガルタイガーだ。</p>
<p>動物園といえどもこんなに間近にトラを見たのは初めてだった。</p>
<p>トラは私をじっと見た。私もトラをじっと見た。やがて向こうが目をそらして肉を食べ始めた。</p>
<p>グァウウウウ</p>
<p>と私が吼えるとトラは顔を上げて私を見た。グアウウとめんどうくさそうに吼えてまた肉をかじり始めた。</p>
<p>かっこいい。トラはやっぱりかっこいい。動物の王者だ。</p>
<p>毛がつやつやしている。インドのトラはシャンプーの後にリンスも使っているのだろうか。</p>
<p>おじいさんにチップを渡して出てきた。</p>
<p>動物園事務所であのマロトラ博士に話をうかがった。この動物園には４頭のベンガルタイガーがいるが、３頭は動物園生まれ、１頭はバンダウガルの森で保護されたものだそうだ。</p>
<p>バンダウガルとはどこか？</p>
<p>インドのまん中。遠い遠い所で列車乗って丸一日かかるような所だ。博士もそこでトラを見たと言う。</p>
<p>よし、バンダウガルだな。</p>
<p>デリー動物園　　インド国立の動物園で1959年開園。71haの広々とした敷地に131種の動物（うち哺乳類は48種）がいる。</p>
<p>草木も豊富で美しい。散歩にくるだけでも楽しいところだ。金曜日休み。入場料：外国人50ルピー<br />
インド人 5ルピー（1ルピー＝2.5円）</p>
<h3><a id="tora04" name="tora04">私はほんまにトラを見た！　2005年2月</a></h3>
<p>ついにバンダウガル国立公園へ来た。5年ぶりにトラ探しである。</p>
<p>「インドの国立公園　トラ探しとバードウォッチング9日間」に14名のお客様が参加してくださった。</p>
<p>企画者かつ添乗員としてはこういうツアーはとても怖い。現地と何度も情報交換をしてほとんど確実にトラに遭遇できるぞと確信をもったのであるが、トラは生き物である。悩みごとがあったり腰痛があれば岩穴に3日間隠れて出てこないこともありうる。オーロラツアーの時も不安をかかえて出発した。（実際には私の催行したオーロラツアーは毎回必ずオーロラ鑑賞できて現地のからオーロラ娘、オーロラねえさんと呼ばれた。ほほほほ。）</p>
<p>万一トラが見られなかった場合はどうなるか。ごめんなさいでは済まぬ。</p>
<p>「こーらー、なにがとらさがしじゃ。そんなもん、いっぴきもでてこんやないか。わいはこのためにおかねかけてつあーにきたんじゃい。ドーしてくれる、ねーさん。すんませんですんだらけーさついらんで、ほんま、どついたろか・・・」</p>
<p>漫才師のやすしだったらこういうに違いない。今回集まったメンバーはみなさんやさしそうだ。</p>
<p>でも一見やさしそうで、「しょうがないわよね、トラは生き物ですものね、自然のことはわかりませんよね」と声かけてくれる方も腹の底では「もうトシのツアーには参加せんわ。あほらし。」と思うに違いない。</p>
<p>デリーから17時間夜行列車に揺られてやってきましたよ。朝ロッジに到着して、朝食。「午前中はゆっくりしましょう」と私が言うと、「すぐトラ探しや」と声があり、全員ジープ５台に分乗してサファリを始めた。</p>
<p>キャンプ（森林レンジャーのチーフの事務所）でトラが出たという情報を得て、我々のジープは現場へ駆けつけた。<a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/walkingele.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-123" title="walkingele"><img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/walkingele.jpg" alt="walkingele" title="walkingele" width="400" height="247" /></a></p>
<p>ゾウに乗り換えて森の中へ入った。</p>
<p>ゾウ遣いが足でゾウの頭をなでたり、蹴ったり、叩いたりしながらゾウを操縦する。お客はゾウの背中に左右に分かれて2名ずつ背中合わせに乗る。</p>
<p>森の中は道がないので車は入れない。ゾウはなるべく木の枝のない所を選んで歩いてくれるが、時折めりめりっと音を立てて枝が折れ、それが反動で我々の顔をめがけて跳ね返ってくるのであぶなくてしょうがない。</p>
<p>ぼぉーっと森の散歩を楽しんでるどころではないのだ。我々の頭はゾウの頭よりも高い位置にあるので木の枝に頭をぶつけないように注意しておかねばならない。</p>
<p>ゾウに乗って森に入る　</p>
<p>5分もたたないうちに木々の隙間から地面に横たわるシマシマが見えた。</p>
<p>「トラだ！」</p>
<p>「ひぇーっ、ほんとのトラだ！」</p>
<p>シーッとゾウ遣いが制すので、息をころしてひそひそ声で感動した。</p>
<p>「ほんまにトラや・・・」</p>
<p>「ベンガルタイガーや」</p>
<p>「わっ、こっち見た！」</p>
<p><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/mealtime_002.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-123" title="mealtime_002"><img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/mealtime_002.jpg" alt="mealtime_002" title="mealtime_002" width="400" height="300" /></a></p>
<p>トラは食事中だった。</p>
<p>前脚で獲物を抑えてがつがつ肉を食いちぎっている。</p>
<p>あまり近寄るとトラは巨大なゾウに驚いて行ってしまう。トラとの間隔を保っておかねばならない。ゾウ遣いはそろりそろりとゾウを木立の空間に寄せて我々がもっとよくトラを見える場所へ移動してくれた。</p>
<p>トラが顔を上げた。トラが私を見た。私もトラを見た。</p>
<p>沈黙。しゃべるな。息するな。</p>
<p>まるくてでかい顔だ。目が鋭い。ゾクゾクしてくるが、怖くない。我々はゾウの上だからね。</p>
<p>トラはサーバル鹿を食べていた。</p>
<p><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/mealtime_0021.jpg"></a></p>
<p>写真が撮れない</p>
<p>デジカメで写真を撮る。高画質のモードで撮影すると一枚撮るごとに時間がかかっていらいらする。　　ポジのフィルムを入れた一眼レフで撮影する。ストロボ禁止なのでシャッタースピードを３分の１や４分の１にしてかろうじて撮れる。でもゾウの背中は微妙に揺れている。だめだ。すごい手ぶれだ。ASA400か800のフィルムを入れておくべきだった。ゾウの背中であせりまくった。</p>
<p>頭がかっかかっかとしてくる。フィルムはどこだ。フィルム、私のフィルムは。ポケットがいっぱい付いたベストを着ているのだが、すべてのポケットに手をつっこんで探す。そうだリュックのポケットだった。</p>
<p>フィルムを入れるとジャーと音がする。うるさいカメラだ。シャッターを切る瞬間に何でゾウは動くのか。</p>
<p>もう写真のことは忘れよう。肉眼でしっかと見ておこう。しかし落ち着かない。生のトラと面会、この歴史的な瞬間に写真がなかったら一生後悔するぞ。やっぱり写真を撮っておかねば、証拠写真を撮らねば・・・</p>
<p>（結局1枚もまともな写真は撮れていなかった。）ゾウ遣いはそろそろ引き返そうとしたが</p>
<p>One moment!（ちょっと待って）</p>
<p>One more photo, please.(写真をもう一枚、)</p>
<p>とお願いし続けて時間を稼いだ。ずっとトラを観察していたいが、他のお客さんがゾウを待っている。</p>
<p>あっという間のタイガーショーだった。</p>
<p>トラの前では沈黙を保っていたので、ゾウから降りたとたんに、大声で「ほんとにトラを見たんやねー」と叫んだ。すっごかったねー。</p>
<p>でも話がうますぎる。我々は今朝到着したばかりですよ。それが最初のサファリでトラが見られるなんて。ここは動物園か。トラの獲付けをしてるのか。ヤラセではないか・・・</p>
<p>そうではなかった。ゾウに乗ってトラに近づくと同時にトラは立ち上がってどっかに行ってしまったというグループもいたし、トラの背中しか見なかったという人もいたし。トラは全然見てないという白人もいたのだから。</p>
<h3><a id="tora05" name="tora05">またトラだ、鳥だ</a></h3>
<p>翌日も朝早くからかなり走り回った。この国立公園には鳥が250種いるらしい。パラキートは美しい。緑色のインコだ。どこにでもいる。トラが目的といっても日本では見られない美しい鮮やかな色の鳥を見つけると止まってしまう。</p>
<p>午前のサファリは11時までだ。キャンプに寄っても今日はまだトラは出ていないという。あきらめてゲートに向かった。11時にゲートを出ようとしたらなんと今トラが出たそうだ。</p>
<p><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/toratora02.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-123" title="toratora02"><img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/toratora02.jpg" alt="toratora02" title="toratora02" width="300" height="209" /></a></p>
<p>運転手が猛スピードでキャンプに戻る。そこでタイガーショーのチケットをもらってトラの現場へ車を飛ばす。ボンボンボン、我々は車の上で飛び上がったり、尻餅ついたり。トラに会えるのはうれしいが、腰がふらふらだぞい。　　</p>
<p>ゾウに乗り換えてまたジャングルに入る。親子のトラ達がイノシシらしきものを食べていた。</p>
<p>うわーっ、３頭もいる。</p>
<p>またカメラカメラと頭がパニックになる。今日はASA８００のフィルムにしよう。今頃フィルムを交換し始める。昨日の経験がちっとも学習されていない。もう写真のことなんか忘れたい。ただただトラを見ていたい。</p>
<p>さらにその翌日はジープで走っているときにトラに遭遇した。トラが来た。道路にかなり近いところを歩いている。車をUターンさせてトラの進行方向に向ける。トラが車のすぐ脇を通っていった。隣に座っていたお客様は震え上がった。<a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/wadachi00.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-123" title="wadachi00"><img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/wadachi00.jpg" alt="wadachi00" title="wadachi00" width="300" height="210" /></a></p>
<p>私はまたあたふたとレンズ交換していたのでそのきわどい瞬間を見逃してしまった。トラはのそのそと堂々と道の真ん中を歩いていった。4台のジープがトラの後を超スローな速度で追いかける。</p>
<p>わくわくする。最近こんな興奮したことない。人間の大人が映画俳優の追っかけみたいに有頂天になっている。だからサファリは楽しい。</p>
<p>スリルのあることといったらアフリカのサバンナのサファリなど問題にならない。トラは襲ってこないとわかっていてもあの眼とあったら背筋がぞくぞくしてしまう。</p>
<p>運転手の言うには雄トラで5歳だそうだ。トラは縄張りをもっていて8～10kmを徘徊して獲物を探しているらしい。トラは道端で休んであたりを眺めて、立ち上がると森の茂みに隠れてしまった。</p>
<p><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/wadachi.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-123" title="wadachi"><img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/wadachi.jpg" alt="wadachi" title="wadachi" width="400" height="213" /></a></p>
<p>もうゾウに乗らなくてもいいわ。デジカメとバカチョンと一眼レフで撮っておくが、やっぱり暗すぎる。</p>
<h3><a id="tora06" name="tora06">バンダウガル国立公園について</a></h3>
<p>国立公園の面積は1160?あるが、観光客の立ち入りが許可されている地域は１０５?のみである。</p>
<p>その中にベンガルトラが２０頭ぐらいいるそうだ。密度としてはインドで最も高い。</p>
<p><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/toratora.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-123" title="toratora"><img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/toratora.jpg" alt="toratora" title="toratora" width="320" height="203" /></a>ジープで公園内の道路を走っているだけではトラが道路に出てこない限りちゃんと観察することはできない。道のない森の中に入るにはゾウの背中に乗っていく。ゾウに乗ってトラを観察することを「タイガーショウ」という。タイガーショウは午前中だけだ。ゾウに乗る度に一人６００ルピー（1500円）払うことになっている。</p>
<p>６頭のゾウが朝早くからトラ探しをしている。そしてトラが見つかると無線でキャンプに連絡することになっている。一般車は無線の使用は禁止されているので、ゾウ情報を得るにはキャンプに立ち寄るしかない。キャンプでは白い口ひげのレンジャーの隊長がゾウによる観察が公平に行われるように監督している。</p>
<p>観光はこの公園を守る重要な資源だから観光客に対しても厳しいルールを要求する反面、トラが出たときには公園を出る時間を延長という配慮もしてくれる。</p>
<p>バンダウガルで寂しいことはみやげ屋が一軒しかなくて品揃えがうすいこと。トラを見た後はトラのワッペンやトラのTシャツ、トラのシール、トラの本などなんでも買いたくなる。村の女性たちを動員して何かいい商品を作ってほしいものです。</p>
<p>村人達は畑や牛を飼う以外に公園内の道路整備や建築工事などの仕事をしている。</p>
<p>この村には観光客に群がる物売りが一人もいないし、乞食もいない。実に明るく、村人がのびのびしている。</p>
<p>その辺がランタンボール国立公園とは違う。写真家たちはランタンボールでトラの写真を撮っているがトラの数がだいぶ減ったようだ。密猟のせいだ。</p>
<p>世界中からぞろぞろ観光客がトラを見にランタンボールにやってくるためにホテルやロッジが次々に建った。観光客目当てのみやげ物屋が並び、さらに村人達が道で物売りをする。騒がしい。</p>
<p>観光の仕事にありつけなかった人達は密猟者の手伝いをするようになる。</p>
<p>バンダウガル国立公園はその点村人達と観光客の数に関して調和が保たれている。17時間も電車に乗らないとたどり着けないために、ほんとうにトラに興味のある人しか来ないし、そういう人たちは自然保護に関して関心が高い。</p>
<p>格安ツアーの30人グループなぞは絶対に来るべきではないし、それだけ収容する宿泊設備もないのが幸いしている。</p>
<h3><a id="tora07" name="tora07">バードウォッチング</a></h3>
<p><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/bird_001.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-123" title="bird_001"><img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/bird_001.jpg" alt="bird_001" title="bird_001" width="200" height="293" /></a>黄緑のきれいな鳥はホンセイインコ（Rose-ringed Parakeet）か、コセイインコ(Plum-headed Parakeet)だ。インドブッポウソウ、ミドリオオゴシキドリ、ムネアカゴシキドリ、カノコバト、インドトサカゲリ、空高く飛んでいるのはミミハゲワシ、カンムリワシ･･･<br />
ガイドが英語名を言うたびに私は和名を調べる。鳥の図鑑で確認する。車の皆様に和名を叫んで教える。みんな「へー」と答えるが、3分後には名前なぞ忘れているんだ。</p>
<p>黒い点にしか見えない空の鳥を指差して名前を言う。どうやって見分けるのか。我々が無知だと思って出任せに名づけているんだろうと思ったけど、そうでもないようだ。</p>
<p>城塞の麓で車を下り、廃墟のある丘まで歩いた。ウォーキングサファリもいいもんだ。崖っぷちにインドハゲワシがいた。望遠鏡にデジカメを当てて写真を撮る。別の方角にはカササギサイチョウが木の枝の陰から現れた。<a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/bird_002.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-123" title="bird_002"><img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/bird_002.jpg" alt="bird_002" title="bird_002" width="214" height="322" /></a></p>
<p>（写真）　<br />
インドハゲワシの親子（左上）<br />
カササギサイチョウ（右側）</p>
<h3><a id="tora08" name="tora08">タイガー・デン・リゾート</a></h3>
<p><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/lodge.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-123" title="lodge"><img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/lodge.jpg" alt="lodge" title="lodge" width="260" height="195" /></a>タイガー･デン･リゾートは１８室のコテージがガーデンの中に建っている。家族的な雰囲気のホテルで食事もおいしいし、清潔だ。バスタブもついているし、お湯もちゃんと出た。</p>
<p>部屋がゆったりして、ドアを開ければブーゲンビリアの花が咲き乱れ、鳥の声がいつも聞こえてくる。</p>
<p>私はできるだけロッジやホテルのキッチンを観察させてもらうことにしているが、インドの宿泊設備のキッチンは清潔だ。ネズミなどはいそうにない。<a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/school.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-123" title="school"><img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/school.jpg" alt="school" title="school" width="200" height="133" /></a></p>
<p>ホテルを出て道路を渡ると村の学校がある。小学校から高校生までの学校で、青年のクラスではエコツーリズムを勉強していた。</p>
<p>トラを見つけた感動と興奮はアフリカのサバンナのサファリと問題にならないくらい大きい。トラは森の神様だ。その迫力と神秘なことはライオンにはない。トラは美しい。</p>
<p><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/tokoya.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-123" title="tokoya"><img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/tokoya.jpg" alt="tokoya" title="tokoya" width="200" height="150" /></a>とにかく私はトラを見た。野生のトラを見た。</p>
<p>何年かたって大阪駅のあたりで「私しゃトラを見たんじゃ。野生のトラを見たんじゃ。」とふれまわっている婆さんを見かけたら、それは私です。</p>
<p>我々が帰ったあとシャラッドさんはまた3月にアメリカ人をバンダウガルに案内したそうだ。そしてもっといい写真をたくさん撮った。3月はもっとトラが近くに見られるらしい。（でも4月5月になると暑すぎて人間のほうがまいってしまう</p>
<p style="text-align: left;">2006/01/01記</p>
<p style="text-align: center;"><a  href="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/slpg_tiger.jpg" class="thickbox no_icon" rel="gallery-123" title="slpg_tiger"><img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/slpg_tiger.jpg" alt="slpg_tiger" title="slpg_tiger" width="400" height="273" /></a></p>
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		<item>
		<title>Vol. 1 愛すべきヘンなお客様</title>
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		<pubDate>Wed, 02 Dec 2009 08:05:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>としちゃん</dc:creator>
				<category><![CDATA[旅の話]]></category>
		<category><![CDATA[アムステルダム]]></category>
		<category><![CDATA[カサブランカ]]></category>
		<category><![CDATA[クマの人形]]></category>
		<category><![CDATA[メリーベル]]></category>
		<category><![CDATA[モロッコ]]></category>

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		<description><![CDATA[<img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/icons/story.gif" width="109" height="26" alt="" title="旅の話" /><br/>ツアーをしていると普段の当たり前の生活では絶対会えないようなヘンな人に出くわすことがある。ヘンというのは変わっている、個性的という意味で、さらに可笑しいという意味もある。でも決して嫌いということはないのである。むしろもう一度一緒に旅行したいと思っている。

もしどこかのツアーで心当たりのある方がいたら是非「Toshiが会いたがっている。一緒に旅行したいです」と伝言をお願いします。

つづく]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/icons/story.gif" width="109" height="26" alt="" title="旅の話" /><br/><h3>愛すべきヘンなお客様 </h3>
<p>ツアーをしていると普段の当たり前の生活では絶対会えないようなヘンな人に出くわすことがある。</p>
<p>ヘンというのは変わっている、個性的という意味で、さらに可笑しいという意味もある。</p>
<p>でも決して嫌いということはないのである。むしろもう一度一緒に旅行したいと思っている。</p>
<p>もしどこかのツアーで心当たりのある方がいたら是非「Toshiが会いたがっている。一緒に旅行したいです」と伝言をお願いします。</p>
<p> </p>
<h3>いとしのメリーベルさん</h3>
<p>モロッコへ行くためにアムステルダムで乗り継いだ。カサブランカ行きの便が出るまでに5時間もあるので電車に乗って町へ行こうということになった。</p>
<p>もうすぐ東京のお客様が到着しますから一緒に行きましょう。</p>
<p>成田便の到着するゲートにお迎えに行った。関西から一人参加のSさんは東京からの方と相部屋になる。どんな方でしょうか。少し不安そうだった。</p>
<p>成田からの飛行機が到着すると日本人が束になって出てきた。A社のバッジをつけた人達も出てきた。大きな薄汚いクマの人形を抱きかかえて出てくる女性がいた。</p>
<p>子供連れのお母さんかもしれない。その女性は私のところに来て、Hですと挨拶した。</p>
<p>私のグループに子連れのお客様はいないはずだ。Hさんは一人参加でモロッコ行きのツアーのお客様であった。私のグループの方だった。</p>
<p>何かヘン。</p>
<p>30代半ばぐらいの大人の女性が丈５０ｃｍもありそうな大きなクマを抱いている姿はやっぱりヘン。<img class="alignright size-full wp-image-106" title="Meary" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/Meary.png" alt="Meary" width="148" height="292" /></p>
<p>しかもモロッコに行くというのに彼女の姿はカシミアのロングコートで、ハイヒール、ブランドのショルダーバッグを提げている。上品な顔立ちのきれいな方だった。</p>
<p>それと反比例してクマのぬいぐるみはベージュ色がすすけてうす汚かった。</p>
<p>「アムステルダムの市内に出ますがこんなきれいな格好していては危ないです。」他の方は歩ける体制だが、彼女一人がパリかイタリアにお出かけの雰囲気だった。</p>
<p>「ショルダーバッグはたすき掛けにしてください。そんなお人形持っていて油断してはいけませんよ。」</p>
<p>「彼女はメリーベルと言います。よろちくー。」</p>
<p>Hさんはクマの頭を下げさせた。</p>
<p>とにかくアムステルダムの市内で散歩して、カサブランカ行きの飛行機に乗った。</p>
<p>Hさんのお連れ様のクマ、いやメリーベルさんは隣の空席に座っていらっしゃった。機内食はサービスされない。</p>
<p>Sさんの顔色がさえない。</p>
<p>「私、私、今から個室料金お払いして一人部屋をとれないでしょうか。」</p>
<p>「お気持ちはよくわかります。お察しします。しかし今晩だけがまんしてください。明日からのホテルは連絡してみますから。」</p>
<p>カサブランカの入国審査で係員がじっとクマを見た。そして笑った。Hさんもメリーベルさんの手をとってバイバイをした。</p>
<p>今回のグループは40名もいる。</p>
<p>「Hさん、今回はバスも満席でメリーベルさんのために一席とるわけにはいきません。申し訳ありませんがメリーベルさんには最後部のお荷物の上にすわっていただくわけにはいきませんか。」</p>
<p>「いいえ、メリーベルはいつも私の膝の上ですからご心配なく。他の方にはご迷惑かけませんわ。」</p>
<p>「はー」</p>
<p>翌朝Sさんは晴れ晴れとしたお顔だった。</p>
<p>「私、Hさんと同室でだいじょうぶです。彼女はいい方です。」</p>
<p>ちょっとだけ安心。メリーベルは朝食レストランにもご同席されていた。カサブランカの観光中もHさんにだっこされていた。</p>
<p>マラケシュの旧市内でもHさんはカシミアのコートをきてハイヒールを履きブランドのショルダーバッグを提げてメリーベルを抱っこして歩いた。</p>
<p>モロッコ人が振り向いていく。子供が覗き込む。レストランの女性達がどっと笑う。そしてメリーベルの頭を撫でる。</p>
<p>「スリに注意してくださーい。」</p>
<p>私は無防備なHさんが心配でたまらん。</p>
<p>心配無用だった。彼女の歩く周囲１ｍは不思議な空間ができる。町の人たちが一瞬退く。そして大人も子供も集まってくる。</p>
<p>汚いクマだがよく見ると顔はかわいい。無心に相手を見ているようだ。</p>
<p>レストランでは給仕達があわててメリーベル専用の椅子を用意してHさんの隣においた。</p>
<p>我々の行くところ誰もが愛想いいのである。ひぁひぁひぁと馬鹿にしたような笑いが聞こえるがその後はメリーベルの頭をコンコンとつついたり、撫でたり。どこへ行っても人気者なのである。</p>
<p>毎日メリーベルと一緒にいると私も他のお客様達もメリーベルのつぶらな瞳がいとおしくなってきた。</p>
<p>そのうちにお客様たちが自ら「メリーベルの席はここだよ」と椅子を調達してくるようになった。</p>
<p>「メリーベルもずっと膝の上だと疲れるだろう。僕の席と変わりますよ。Hさんあなたメリーベルのお隣に座んなさい。」とたまたま隣が空席だったおじさんが申し出た。</p>
<p>トイレの前では順番にメリーベルを抱っこして預かった。</p>
<p>Sさんの証言によるとHさんは毎晩ホテルで寝る前にメリーベルにもパジャマに着替えさせ、朝はちゃんとお洋服を着せるらしい。</p>
<p>そんなことを聞いても何も驚かなくなっていた。</p>
<p>グループの中のおじさんが当然の顔してメリーベルを抱っこしている姿はかわいい。</p>
<p>メリーベルのおかげで我々はどこへ行っても歓迎を受けた。フェズに町では物売りや呼び込みのお兄さんがうるさいのだが、メリーベルが出てくると立ちすくんでしまいそれ以上我々に近づかなかった。</p>
<p>最後に撮った全員写真にはメリーベルも一緒に入っている。メリーベルが一緒でも何も感じなくなった我々全員がヘンなグループだと思われていたかもしれない。</p>
<p>でもこの薄汚いクマの人形が、いやメリーベルさんがモロッコツアーのグループをとてもいい雰囲気にしてくださった。</p>
<p>今年は戌年。部長さんもたまに気分を変えて大きな犬のぬいぐるみを抱えて出社するのがいかがでしょうか。</p>
<p>新しい企画が生まれるかもしれません。昨日と同じ生活からの脱出、それが旅です。<br />
 <br />
2006/01/01記</p>
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		<title>Vol. 5 涙と快感の「わさび鉄火」</title>
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		<pubDate>Wed, 02 Dec 2009 07:37:44 +0000</pubDate>
		<dc:creator>としちゃん</dc:creator>
				<category><![CDATA[食べた]]></category>
		<category><![CDATA[わさび鉄火]]></category>
		<category><![CDATA[イスラムヘレス]]></category>
		<category><![CDATA[カンクン]]></category>
		<category><![CDATA[メキシコ]]></category>
		<category><![CDATA[ワサビ]]></category>

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		<description><![CDATA[<img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/icons/food.gif" width="109" height="26" alt="" title="食べた" /><br/>アイ・ラブ・スーシー　と和食通を気取る外国人には是非ご賞味いただきたい一品

メキシコのガイド、カルロスは、一口食べたあと、彼は体を30度斜めに倒し、口を半開きにしたまま、目を閉じたまま固まってしまった。

　ハアァァァ～ホォォォ～ヒィィィ～、と意味不明の声をあげた。

つづく]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/icons/food.gif" width="109" height="26" alt="" title="食べた" /><br/><h3>涙と快感の「わさび鉄火」</h3>
<p>私のスーツケースにはいつも日本のお菓子がたくさん詰まっている。外国人にどんなお菓子が受けるか日夜研究を怠らない。</p>
<p>メキシコのガイド、カルロスは英語も説明もへたくそでどうしようもないが、私の差し出すものは何でも食べてみようとする好奇心は評価する。</p>
<p>　「わさび鉄火」を一口食べたあと、彼は体を30度斜めに倒し、口を半開きにしたまま、目を閉じたまま固まってしまった。<img class="size-full wp-image-98 alignright" title="wasabi" src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/2009/12/wasabi.jpg" alt="wasabi" width="180" height="272" /></p>
<p>　ハアァァァ～ホォォォ～ヒィィィ～、と意味不明の声をあげた。</p>
<p>イスラムヘレス（島）からカンクンに戻る船の甲板はアメリカ人達で賑わっていた。明日はもう帰国。なんかおもしろいことして帰ろう。</p>
<p>まわりにいたアメリカ人の若者達に「わさび鉄火」を進呈した。</p>
<p>坊主頭の男は口を「あ」に開け、眼をまんまるにして、笑い出した。</p>
<p>その彼女は口を「お」にして深呼吸を始めた。</p>
<p>長い髪の男は口を「へ」にして走り出した。</p>
<p>その隣の女は警戒しながらちょびちょびとかじりながら、That&#8217;s nice!と叫んだ。ワサビが大好きだと言う。</p>
<p>「わさび鉄火」を食べた人たちはとたんに饒舌になり、女の子が踊りだした。</p>
<p>メキシコには世界一辛い唐辛子があるが、「わさび」の辛さは日本独特のものである。「わさび鉄火」の辛さときたら尋常ではない。</p>
<p>はぁぁひぃぃふぅぅぅへぇぇぇぇほほほーほーほ～～～</p>
<p>はひふへほ五段活用。</p>
<p>涙涙涙、その後に笑いがこみ上げてくる。快感になる。</p>
<p>アイ・ラブ・スーシー　と和食通を気取る外国人には是非ご賞味いただきたい一品である。</p>
<p>　（上垣米菓315円神戸三宮のダイエーで買った。）</p>
<p>2006/03/27記</p>
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		<item>
		<title>Vol. 4 アイルランドのギネスビール</title>
		<link>http://www.toshichannel.com/food/post_83.html</link>
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		<pubDate>Wed, 02 Dec 2009 07:20:32 +0000</pubDate>
		<dc:creator>としちゃん</dc:creator>
				<category><![CDATA[食べた]]></category>
		<category><![CDATA[アイルランド]]></category>
		<category><![CDATA[ギネスビール]]></category>
		<category><![CDATA[パブ]]></category>
		<category><![CDATA[黒ビール]]></category>

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		<description><![CDATA[<img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/icons/food.gif" width="109" height="26" alt="" title="食べた" /><br/>私は決してアルコールに強いわけではないし、ビールが好きだったわけでもない。でもアイルランドを訪れてからビールが大好きになってしまった。

ダブリンのガイドさんが「ギネスがある限り、私はアイルランドを離れられなくなってしまったの。」と言ってた気持ちがわかる。

つづく]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/icons/food.gif" width="109" height="26" alt="" title="食べた" /><br/><h3>アイルランドのギネスビール</h3>
<p>今年もアイルランドのツアーを催行できたことに感謝します。よし、ギネスが飲めるぞ。</p>
<p>私は決してアルコールに強いわけではないし、ビールが好きだったわけでもない。でもアイルランドを訪れてからビールが大好きになってしまった。</p>
<p>でも以前はお客様もラガービールを注文する方が多かった。最近アイルランドにいらっしゃる方は圧倒的にギネス派が多い。旅行中にギネス狂になってしまうようだ。</p>
<p>黒いビールがグラスに静かに注がれる。茶色い濁った液体が黒になりクリ―ミーな泡が上に集まる。そしてまた靜かに継ぎ足し、じっと待つ。お客さん、慌ててはいけませんぜ。</p>
<p>ダブリンのガイドさんが「ギネスがある限り、私はアイルランドを離れられなくなってしまったの。」と言ってた気持ちがわかる。</p>
<p>空港でギネスの缶ビールを買って帰る。（必ずコロコロと音がするものを買うこと。DRAFTと書いてある。炭酸のボールが入ってないのはクリーミーな泡になりません。）</p>
<p>日本でギネスの缶ビールを飲んでもおいしいわけがない。でもアイルランドに一度行った方はパブの生ビールの記憶が蘇ってきて、思わず「おいしい！」と叫んでしまうの。</p>
<p>７月のアイルランドツアーでB&amp;B（朝食付の民宿）に一泊した。牧場と畑のど真ん中だ。きれいな家で家具やインテリアもなかなか気合が入っていて家族はあたたかく迎えてくれた。</p>
<p>夕食もおいしそうだった。そこでギネスを注文。「Sorry, but we don’t have a license to serve beer.」(ごめんなさい、うちではビールを出すライセンスがないんです)ご主人が申しわけなさそうに答えた。</p>
<p>「ええーっ、困る、困る。みなさん、ギネス大好き。ギネスなしで夕食すると私コロサレル!!!」</p>
<p>ご主人が自分用の缶ビールを１本分けてくださったので、それを５０ｃｃずつ分けてがまんしてもらった。</p>
<p>「その代わり夕食の後でパブにご案内しますから。ごめん、ごめん、ほんとにごめんなさい。」</p>
<p>畑の真ん中にパブなんかあるか？ほんとにあった。アイルランドではコンビニはなくても必ずパブはある。B&amp;Bから歩いて５分のところにパブがあった。</p>
<p>乾杯！</p>
<p>その時のギネスがどこのギネスよりもおいしかった。やっと平和な一日が終わった。<br />
 <br />
2006/01/01記</p>
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	</item>
		<item>
		<title>Vol. 3 ブータンの唐辛子</title>
		<link>http://www.toshichannel.com/food/post_79.html</link>
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		<pubDate>Wed, 02 Dec 2009 07:12:39 +0000</pubDate>
		<dc:creator>としちゃん</dc:creator>
				<category><![CDATA[食べた]]></category>
		<category><![CDATA[ブータン]]></category>
		<category><![CDATA[唐辛子]]></category>
		<category><![CDATA[辛いものが好き]]></category>

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		<description><![CDATA[<img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/icons/food.gif" width="109" height="26" alt="" title="食べた" /><br/>私は辛いものが好きです。タイ料理も韓国料理もインド料理も好きです。
ほんとのブータン料理を食べたい。
そして、「あ、それは辛いからやめたほうがいいですよ。」と言われたお料理に手を出した。

つづく]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/icons/food.gif" width="109" height="26" alt="" title="食べた" /><br/><h3>ブータンの唐辛子</h3>
<p>私は辛いものが好きです。タイ料理も韓国料理もインド料理も好きです。</p>
<p>数年前にはじめてブータンを訪れた時、ホテルに並んだビュッフェの料理がどれも中華風なのでがっかりした。ほんとのブータン料理を食べたい。ブータンでは唐辛子を野菜のように使って料理すると聞いていたのに。</p>
<p>「あ、それは辛いからやめたほうがいいですよ。」と言われたお料理に手を出した。</p>
<p>「私、辛いもの好きなんです。」</p>
<p>ただの野菜炒めじゃないの。</p>
<p>それを口にしたとたん口がふさがらなくなった。ハーフー、ハーフー。ホレハハライ、ハライ、ハライ。汗が噴出す。裸になって外を駆け出したくなった。</p>
<p>水を飲むどころではない。氷で舌を冷やさないといけない。</p>
<p>尋常な辛さではなかった。これは拷問だ。辛さでショック死する観光客はいないのか。</p>
<p>ブータンの農家に泊まった。朝食はごはんと唐辛子だった。</p>
<p>ごはんを一つまみとって右の手のひらでこねこねする。ブータンのごはんは粘りがないので、手の垢や汚れがすっかりとれている。消しゴムのようなものだ。汚れたごはんは捨てる。</p>
<p>そして皿に少し唐辛子の佃煮のようなものをとり、ごはんを3本指でつまみながら唐辛子をつけて食べる。</p>
<p>お客様のY氏が「これはうまい。唐辛子のうまみが生きている」と叫んだ。</p>
<p>うーむ。これがうまみか。なるほど。まねをして指でごはんを食べるとなるほどおいしい。唐辛子は辛い野菜なんだ。</p>
<p>4月にブータンを訪れた時のメンバーはみな辛いものが平気だった。唐辛子、唐辛子とうるさくおっしゃるのでガイドのお姉さんの家で昼食した時にブータンの唐辛子を分けてもらった。</p>
<p>私はどこの国でも新鮮な唐辛子があると買ってくる。ハンガリーのパプリカ、イタリアのペペロンチーノ、中国四川省の花椒（ホアジャオ）・・・</p>
<p>唐辛子が好きな方はお知らせください。一人では食べきれないのでそのうちに色が変わってしまうのがもったいない。唐辛子は常に新鮮でなくてはいけないので唐辛子ファンには是非お裾分けしたいです。</p>
<p> <br />
2006/01/01記</p>
]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>Vol. 2 四川省のとれたてのキャベツ</title>
		<link>http://www.toshichannel.com/food/post_73.html</link>
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		<pubDate>Wed, 02 Dec 2009 07:00:45 +0000</pubDate>
		<dc:creator>としちゃん</dc:creator>
				<category><![CDATA[食べた]]></category>
		<category><![CDATA[キャベツ]]></category>
		<category><![CDATA[中国]]></category>
		<category><![CDATA[四川省]]></category>

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		<description><![CDATA[<img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/icons/food.gif" width="109" height="26" alt="" title="食べた" /><br/>パンダのいる臥龍から黄龍に向かう途中。ハチミツを見つけてストップ。またキャベツ畑で急停車。どこで止まってもいいように日程はゆったりとってある。　

キャベツの収穫をしてトラックに積んでいるところだった。

つづく
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/icons/food.gif" width="109" height="26" alt="" title="食べた" /><br/><h3> 四川省のとれたてのキャベツ</h3>
<p>パンダのいる臥龍から黄龍に向かう途中。ハチミツを見つけてストップ。またキャベツ畑で急停車。どこで止まってもいいように日程はゆったりとってある。　</p>
<p>キャベツの収穫をしてトラックに積んでいるところだった。</p>
<p>2個分けてもらって2元(30円)お礼を払った。レストランで炒めてもらったらおいしい、おいしい。たかがキャベツだが、取りたてというのは格別の味です。葉がしっかり巻いてぴちぴちしている。シャキシャキしている。</p>
<p>家で無農薬野菜を作っている人がうらやましい。</p>
<p>中国の市場には珍しい菜っ葉や野菜がいろいろある。手当たり次第に買いこんでレストランで料理してもらうのが楽しみだ。</p>
<p>バスの中で私の隣りにはいつも現地調達の食料が置いてあった。みんなでツアーをする時には一人旅ではできないことを何でもやりたい。</p>
]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>Vol. 1 オーボリという卵の形のキノコ</title>
		<link>http://www.toshichannel.com/food/post_69.html</link>
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		<pubDate>Wed, 02 Dec 2009 06:56:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator>としちゃん</dc:creator>
				<category><![CDATA[食べた]]></category>
		<category><![CDATA[イタリア]]></category>
		<category><![CDATA[イタリア料理]]></category>
		<category><![CDATA[オーボリ]]></category>
		<category><![CDATA[キノコ]]></category>
		<category><![CDATA[フィレンツェ]]></category>

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		<description><![CDATA[<img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/icons/food.gif" width="109" height="26" alt="" title="食べた" /><br/>オーボリという卵の形のキノコ 
フィレンツェの市場で珍しいキノコを見つけた。
キノコとアスパラガスは私の旅のテーマである。見つけたら買わなければならぬ。

つづく]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<img src="http://www.toshichannel.com/wp-content/uploads/icons/food.gif" width="109" height="26" alt="" title="食べた" /><br/><h3>オーボリという卵の形のキノコ</h3>
<p>フィレンツェの市場で珍しいキノコを見つけた。</p>
<p>キノコとアスパラガスは私の旅のテーマである。見つけたら買わなければならぬ。</p>
<p>1ｋｇ60ユーロ（7200円）。ポルチーニ茸よりも3倍ぐらい高くて値段を聞いたとたんに半分はお返しした。</p>
<p>夕食の時にアントニオにチップを握らせて、オーボリをうすくスライスしてエキストラバージンオイルをかけてきてくれないかしらとお願いした。</p>
<p>お客様の口に入ったのは3切れぐらいだった。</p>
<p>「すごくおいしいわ、このキノコ。ほんとにおいしいわ。」と大いに喜び、</p>
<p>「まぁ、たったこれだけ？わぁ残念。私も買えばよかったわ」と大いに悲しんだ。</p>
<p>他のどの町でもついにオーボリは見つからなかった。私はお客様を幸せにしたのか不幸にしたのかわからぬ。</p>
<p>秋にイタリアへ行かれる方は是非市場に立ち寄ってみてください。オーボリは生で食べられるのでレストランでちょっとオリーブ油と塩をもらってお部屋で食べてもいい。旅行するときには常にナイフを持っていきましょう。（ただし飛行機に乗るときには手荷物に入れないように）<br />
 </p>
<p>2006/01/01記</p>
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